感想:アニメ(新番組)「魔法少女まどか☆マギカ」第1話「夢の中で逢った、ような……」


 アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」の感想です。

魔法少女まどか☆マギカ
http://www.madoka-magica.com/

 ニコニコチャンネルでの視聴です。


■概要

 一応魔法少女物アニメ。「監督 新房昭之」「脚本 虚淵玄(ニトロプラス)」「キャラクター原案 蒼樹うめ」「音楽 梶浦由記」「アニメーション制作 シャフト」


■キャスト
鹿目まどか : 悠木碧
暁美ほむら : 斎藤千和
巴マミ   : 水橋かおり
美樹さやか : 喜多村英梨
キュゥべえ : 加藤英美里

第1話 夢の中で逢った、ような……


■あらすじ

 「鹿目(かなめ)まどか」は夢の中で見知らぬ少女が何かと戦っているシーンを見た。翌日、その少女にそっくりな「暁美(あけみ)ほむら」がクラスに転入してくる。ほむらはいきなりまどかに、今の生活が大事ならそのままでいるように、という意味不明の忠告をする。

 ある日、まどかは友人の「美樹(みき)さやか」と下校中、助けを呼ぶ謎の声に導かれ、奇妙な動物「キュゥべえ」と出会う。しかもキュゥべえを追いまわしていたのはほむらだった。キュゥべえを連れて逃げ出したまどかとさやかだったが、周りの景色が異様に変化し怪物の様な者に追い詰められる。しかしそこに「巴マミ」が現われ謎の相手を追い払った。追跡してきたほむらもマミの言葉に撤退する。キュゥべえはまどかとさやかに、「魔法少女として契約して欲しい」と言い出す。


■感想

 監督が新房昭之、脚本が虚淵玄、の両氏という時点で、「もうこれはまともなアニメじゃない」という事を察してしまいますが、そんな中にあのほのぼの絵柄の蒼樹うめ氏の名前が混じっていて、『曲者スタッフに騙されて喰い物にされてしまうんじゃないか』みたいなヘンな不安を感じさせます(まあ、キャラ原案を提供しただけですから、喰い物も何も無いわけですが)。

 それにしても、どこが「蒼樹うめ原案キャラ」というのか・・・、あらかじめそれを知っていなかったら「何このめりはりのない顔のキャラ」とか酷評していたはずです。スタッフ名を知っていたので『ああ、蒼樹うめ氏のキャラをアニメ用にうまく変換しそこねたんだなぁ』とか生暖かい目で見たので、その辺りはスルーしましたが・・・


 おおよそ、「定番の魔法少女物のフォーマットで変則的な展開をする」というアニメだと想像がつきますが、既にそれは「リリカルなのは」という先例が有るから、斬新さは薄いですよね。まあ、あの『バイオレンス一代男』の虚淵玄氏がシナリオですので、多分「なのは」より陰惨で目を覆うような展開が繰り広げられると予想しますが、氏がシナリオを書いたアニメ「ブラスレイター」がアレモンだったので、「まどか」も何の期待もできない・・・

 あと「望みをかなえてやるから戦え」って「仮面ライダー龍騎」パターンじゃないのかと予想します。あのぬいぐるみもどきは殆ど悪魔の使いで「ケケケッ、望みがかなうのは一人だけだ、さぁ殺しあえ!」とか言い出したりして。で、それぞれ、自分が成り上がりたいとか、身内が不治の病で治療のため、とか理由が有って、バイオレンスな展開になるのだろうと。

 という事で、殆ど期待はしていませんが、なつかしの「カオス;ヘッド」みたく、オチまでどう転がしていくか、というところには多少興味は有りますな。