アニメ(映画)「プロジェクトA子2 大徳寺財閥の陰謀」の感想です。
(※以下、結末まで書いてありますのでご注意ください)
■概要
女の子+メカ+アクション、というオタ要素満載アニメ。全45分。1986年公開の「プロジェクトA子」の続編。前作でキャラデザ+作画監督だった森山ゆうじ氏が監督も担当しています。
■キャスト
摩神英子(A子):伊藤美紀
大徳寺美子(B子):篠原恵美
寿詩子(C子):富沢美智恵
D:玄田哲章
キャプテン:池田秀一
亜弓先生:向殿あさみ
大徳寺輝:大塚芳忠
あさ:小粥よう子
いね:鷹森淑乃
うめ:林原めぐみ
■あらすじ
前作から三週間後。前作のラストで墜落した宇宙船は、レジャー施設として再スタートしていた。A子とC子はキャプテンたちに宇宙船に呼ばれ、帰国したいので船を修理して欲しいと泣きつかれるが、どうにも手の打ちようが無い。困ったC子はB子に頼んだところ、B子はあっさりエンジンを修理してしまった。ところが同じ頃B子の父・輝は宇宙船を手に入れようと、防衛軍にロボット兵器を提供して攻撃をかけさせていたが、A子にあっさり撃退された。輝はさらに(B子が対A子用に設計していた)巨大ロボットを投入するが、その目の前で宇宙船はC子を乗せて飛び立ってしまった。しかし宇宙船はすぐに墜落してきて、そのショックで巨大ロボットはミサイルをまき散らし、街をメチャクチャに破壊してしまう。宇宙船は再び同じ場所に落ち着いた。
■感想
うーん、多分今回初めて見たと思う。前作がただただアクションシーンだけだったのと異なり、本作はそれなりにシナリオがあるため、雰囲気がかなり違いますね。かなりくだらないっちゃあくだらない話なのですが、アクションシーンも一応シナリオの必然性有っての事ですし、作画レベルは落ちた気がしますが、そこそこ楽しめました。
あ、このパターン、初代スタートレックの映画と同じだ。ひたすら映像は美しいけどストーリーの無かった1作目(ロバート・ワイズ監督)と、スケールは小さくなったもののお話はそれなりに有った2作目、というところが・・・
☆おまけ1
宇宙船にスパイがどっと押しかけるシーンで「エロイカより愛をこめて」のキャラ発見。少佐・伯爵・ジェームズ君・ロレンスの四人がいました。あとハゲのサングラスが山の様にいましたが、その内一人はミーシャのつもりなのかも。
☆おまけ2
ウィキペディアで初めて知ったのですが、シリーズ1作目は伝説のエロOVAシリーズ「くりいむレモン」シリーズの一作のつもりで構想されていた為、初期シナリオにはエロシーンが有ったとか。マジか! たしかにくりいむレモンにはSFとかも有ったから、あれもその一つのつもりだったと言われれば納得ですな。