雑談:TRPGは協力ゲーム、とか書こうとしたら、既に書かれていたという話


 その昔、TRPGという概念を説明する時、雑誌では

・勝ち負けはありません
ゲームマスターは敵では有りません。マスターをやり込めるのが目的ではありません
・マスターがプレイヤーを全滅させるのも目的ではない
・即興劇のようなものです
・お話が最後まで進んだ時、マスター・プレイヤー参加者全員の勝ちです

 という事が良く記載されていた気がします。


 で、最近古いゲームについて色々考える事が有って、TRPGについて


「プレイヤーが互いに対立するのではなく、マスターの提示した目的を解決して行く事が目的のゲーム、つまり『協力ゲーム』とかいう概念で説明すれば良いのでは? “即興劇です”とか“架空世界のキャラになりきる遊びです”とか“勝ち負けはありません”とか説明しても上手く伝わらないけどこれならば」


とか思ったら、既に同じ趣旨の事を「協力型ボードゲーム」(パンデミック等)を引き合いにして過去に言及している方がいました…、トホホ、この概念にたどり着くのが25年遅かった…

パンデミック 日本語版
http://hobbyjapan.co.jp/pandemic/
>このゲームは、世界中に拡大しようとする感染症の根絶を目的とし、プレイヤー同士が協力し合って、4種類の病原菌すべてのワクチンを発見するという、多人数協力型ゲームだ。


 まあ、でも、今ならまだるっこしい事を言わずに「マンション・オブ・マッドネス」(http://www.arclight.co.jp/ag/agbg/agbg.php?code=LG-0034)みたいな事をやるのさ、という説明の方が解りよいのかしら。…、でも今風のTRPGを紹介するなら、やはり「架空世界のキャラになりきる遊びです」なのかな。マスターをやり込めるより舞台劇的にふるまうのが今風みたいだし。