感想:アニメ「戦姫絶唱シンフォギア」第13話(最終回)「流れ星、墜ちて燃えて尽きて、そして――」


 アニメ「戦姫絶唱シンフォギア」(全13話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

戦姫絶唱シンフォギア 公式サイト
http://www.symphogear.com/

 CS放送・キッズステーションでの視聴です。

第13話(最終回) 『EPISODE 13 流れ星、墜ちて燃えて尽きて、そして――』


■あらすじ

 響・翼・クリスは、進化した形のシンフォギアと共に蘇った。フィーネは三人にノイズの大群を差し向けるが、三人は圧倒的な力でノイズを撃破した。それを見たフィーネは自分を中心にノイズを一つにまとめ、さらにデュランダルを取り込んでエネルギー源とし、巨大な怪物を作り上げる。さしもの三人の力も怪物には通じなかったが、翼・クリスは連携攻撃で怪物からデュランダルを引き剥がし、響に手渡す事に成功した。デュランダルを手にした響はまたも暴走しかけるが、未来たちの呼びかけでそれを克服し、三人はデュランダルの力を叩きつけて怪物を倒した。


 戦いの後、響はフィーネを助けるが、フィーネは瀕死の状態にも関わらず、カ・ディンギルの砲撃で剥がれた月の一部を地球に引き寄せた。破片が地球に落ちれば地球は壊滅的な被害を受けるが、不死であるフィーネはその破滅後の混乱した世界を支配しようと考えていた。響はそれを聞いてもフィーネに「人類が一つになるのに力は必要無い」というメッセージを託し、それを聞いたフィーネは砂となって消えた。響・翼・クリスは宇宙に飛んで三人の絶唱の力で月の破片を破壊し、世界は救われたが、三人はそのまま生死不明となった。


 三週間後。三人は行方不明のまま捜索は打ち切られ、ついに戦死と認定された。未来は響の墓参りに行くが、そこにノイズが現われる。未来はノイズに包囲され危機に陥るが、そこに死んだはずの響たち三人が助けに入る。実は三人は生きていたが、諸々の問題を避けるため生存は伏せられていたのだった。未来が響に抱きついて、歌が流れながら完。


■感想

 いやー、面白かったですね。第1話が、冒頭いきなりヒロインの遺影をバーンと見せ付けるとか、コンサートに突然のノイズ大襲来でアーティストがいきなり変身して戦っていきなり戦死とか、あまりにも怒涛の展開過ぎて先行きが危ぶまれましたが、2話以降はおとぼけヒロインやら熱血司令官やらのコミカルさも交えて進め、最後は超王道の熱血展開で大満足のうちに締めくくりました。第1話の遺影が視聴者をミスリードするためのひっかけだったとは、やられてしまったい。

 歌と戦いのミックスというとマクロスシリーズが有名ですが、こちらも強引ながら「ヒロインたちが歌いながらバトルする」という展開に理屈をつけて、ちゃんと魅せてくれました。さすがにマクロスFのクライマックスあたりの鳥肌が立つような感動にはかないませんでしたが、1クールという短い尺できっちりまとめ上げて、視聴前には予想もしない良作となりました。超ノリノリのOP曲も含めて、これは当たりでありましたよ。


★おまけ

 月の一部を引っ張って動かせるフィーネさんどれだけ力持ちなんだ…、でいやーって一本背負いみたいに月を引きずる姿につい笑ってしまった。