感想：小説「早熟な夢想家」（宇宙英雄ローダン・シリーズ 422巻）

　小説「早熟な夢想家」（宇宙英雄ローダン・シリーズ 422巻）の感想です。
（※以下、今回の話の内容について多少記載しています。ご注意ください）

-------------------------------------------------

■データ（公式）
早熟な夢想家 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-422 宇宙英雄ローダン・シリーズ 422) [文庫]
Ｈ・Ｇ・フランシス (著), Ｈ・Ｇ・エーヴェルス (著), 工藤稜 (イラスト), 渡辺広佐 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/dp/4150118469/
文庫: 272ページ
出版社: 早川書房 (2012/4/5)
言語日本語
ISBN-10: 4150118469
ISBN-13: 978-4150118464

-------------------------------------------------
■宇宙英雄ローダン・シリーズ[422]巻

　日本で発売されている小説では最長を誇るSF「宇宙英雄ローダン･シリーズ」の一冊です。

発売　　＝ 2012/04/06
サイクル＝第13サイクル「バルディオク」

-------------------------------------------------
◆８４３話　早熟な夢想家（Ｈ・Ｇ・フランシス）（訳者：渡辺広佐）

　ダッカル次元風船に閉じ込められていたツグマーコン人は「闇のスペシャリスト」の代わりとなる人工生物『早熟な無想家』２体を開発したが、いつのまにか無想家のコントロールが効かなくなり始めていた！！

−＞

　おそらく、ラール人撤退とそして公会議種族に関する最終エピソードです。全体に番外編なのですが、ラストの一行が何か余韻が有りました。ところで「放棄されたＳＶＥ艦」とはどんな状態なのかしら？　純粋エネルギー製というのがウリだったはずですが、核となる部分だけは普通に物質なのですかねぇ？

-------------------------------------------------
◇８４４話　オリンプの異人（Ｈ・Ｇ・エーヴェルス）（訳者：渡辺広佐）

　ラール人撤退後の銀河系に向けて、分子変形能力者種族「ガイズ＝ヴォールビーラー」たちが、次々と集結し始めていた！！

−＞

　「公会議後」のエピソードの幕開けです。今後バルディオク話と並行して、ガイズ＝ヴォールビーラーたちのストーリーが展開しそうです。P193以降に、外伝エピソードの有名人らしい「ガイ・ネルソン船長」の話がさりげなく装入されているがなんとなく嬉しい。

-------------------------------------------------