雑談:ゲームブック「人狼村からの脱出 狼を見つけないと、殺される」入手

■脱出ゲームブックvol.1『人狼村からの脱出 狼を見つけないと、殺される』 | リットーミュージック
http://www.rittor-music.co.jp/dgamebook/

脱出ゲームブックvol.1
人狼村からの脱出
狼を見つけないと、殺される
SCRAP著
5月25日発売/定価1,680円(税込み)
四六判/208ページ
付録:人狼村マップ、容疑者リスト、捜査シート、新聞、しおり
ISBN:978-4-8456-2071-5
発売:リットーミュージック

その村では、村人に扮した狼が、夜な夜な人を襲っているという。
不可解な呪文、あやふやな目撃証言、難解なパズル──。
あなたはこの本に隠されたすべての謎を解き明かし、
物語のエンディングに辿り着くことができるだろうか?
本書は、リアル脱出ゲームの名作イベント「人狼村からの脱出」をモチーフに、
謎やストーリーを一から考案した、新作ゲームブックです。

■アマゾン
http://www.amazon.co.jp/dp/4845620715

 リアル脱出ゲーム云々と言うか、そもそもパーティーゲームとしても有名な「人狼」をゲームブックに仕立てたのがこの作品です。

 時は1892年。舞台は人里はなれた村。主人公の探偵にある人物から「この村には人間に化けて人を襲う人狼がいる」云々という手紙が届き、探偵がその村を訪れた時から物語はスタート。

 内容ですが、古参ゲームブックファンならば「シャーロック・ホームズ 十の怪事件」に似ている、というと解りやすいと思います。この本には付録として以下の二点がついてきます。


・新聞 兼 手ががり記入用紙(5部)

 片面が新聞で様々な情報が記載されています。裏は手がかりを記入するための用紙となっています。(シャーロック・ホームズ〜をご存知の人なら解るかと思いますが)新聞には人狼に関する事以外にも無関係と思われる事件の情報も記載されています。それが5日分あります。


・地図

 村の地図です。訪問できる場所毎にパラグラフ番号が振られています。


 プレイヤーは新聞を読んで当日の出来事を確認し、地図を見て目的の場所のパラグラフへ進みし、またそこで「XXについて聞く→〇〇番へ」という指示に従ってパラグラフを移動し、という感じで推理を進めます。フローチャートを書くよりも手がかりをどんどん集めていく事がメインとなります。そして容疑者16名の中から人狼を探し出すということになります。


 軽く読んでみましたが結構しっかりした作りのようです(というか1700円近く取っておいてスカスカだったら怒るわ)。なお、謎解きの答えは本にはかかれておらず、上記サイトにアクセスして正しい手がかりを入手した事を示せば、答えが表示されるそうです。つまり賞味期限がある商品という事ですね(3年後くらいにはもうサイトは閉鎖して無いだろう)。

 まあ、遊ぶのには結構手間隙かかりそうですが、アマゾンの評価を見ると悪くないし、ゲームブック好き&この手の犯人当てモノが好きな人ならば買いでしょうか。


★蛇足

 まっ、公式サイトが閉鎖されても「犯人 狼を見つけないと、殺される」とかで検索したら、親切な人(?)が答えをみっちり書いているのが見つかりそうな気がするので「答えが永遠に解らなくて悶絶」という事は起きないと思いますが…