感想:アニメ「ビビッドレッド・オペレーション」第2話「かさなりあう瞬間」


 アニメ「ビビッドレッド・オペレーション」の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■「ビビッドレッド・オペレーション」 公式サイト
http://www.vividred.net/

 BSデジタル放送BS-TBSでの視聴です。

第2話 かさなりあう瞬間(とき)


■あらすじ

 あおいはあかねに渡された機械で自分も「パレットスーツ」姿に変身し、二人の戦いでアローンは破損して行動を停止した。ぬいぐるみ健次郎は、二人にドッキング、つまりにおでこにキスをしろというが、してみても期待されたようなことは起こらない。その隙に謎の黒髪美少女がアローンに矢のようなものを撃ち込んだ結果、アローンはより禍々しい姿で再稼動してしまう。実はあおいはあかねにトマト嫌いということを隠していた云々で上手くドッキングが出来なかったが、それを告白した後再度試してみると見事に成功。二人は一人の大人の姿になり、巨大ハンマーでアローンを粉砕する。

 翌日、あかね・もも・あおいは登校するが、学校はアローンの攻撃の流れ弾で消滅してしまっていた。そこに見知らぬ女性軍人が現れ三人に転校しろと命令する。続く。



■感想

 相変わらずいま一つ熱狂できませぬ。

 まず、前回に続いて話のテンポがもう一つ。今回はいきなり戦闘シーンから入ったのでこのままガンガン進めればよい、と見ていたのですが、途中で「ドッキングできないよぉ→いきなりあおいのまだるっこしい回想シーンに」と話の勢いをぶった切るような構成になっており、今回も軽〜く失望しました。

 また戦闘のノリもなんというか、昔見たプリキュアというかそんな感じ? ストパンみたいな擬似戦争物というより、魔法少女物テイストのほうが強く感じられ、「悪くは無いけどさぁ」という感覚がありました。

 さらに、戦いに必要という名目でキスを強制するあざとい百合設定、変身シーンの下着チラ、キスして合体したら大人の女性に、etcというのも、他作品で見たようなウケ要素を無節操に並べ立てた感が否めません。そして最後は超巨大ハンマーでゾンダーもといアローンを倒すとくると、「ガオガイガー」なんだか「リリカルなのは第二期」なんだか、というイメージですし、技を決めた後に胸の排気口から煙を噴き出すに至ってはなんのロボットアニメだよ、というため息も。

 まあ「受ける要素は思いっきり全てぶち込みました」というのは良くわかりました。高村絵のかわいい女の子が4〜5人出てきてブルマ・下着でバトルして、キスして百合で、ゴルディオンハンマーを振り回すと来れば、そりぁ受けるだろうという感じですが、話が上手く転がせてないので何か居心地が悪い…、

 と文句をぶちまけまくっていますが、過去(2008年)に書いた「ストライクウッチーズ」第一期の感想を読み直したら「パンツ丸出し痴女アニメ」とか凄いことを書いていたので、そもそもこの監督の作品はこの程度のものなのかもしれません。ストパン第二期がよすぎたのかもね。