感想:アニメ「ロボティクス・ノーツ」第15話「君に夢を見せてあげよう」


 アニメ「ROBOTICS;NOTES(ロボティクス・ノーツ)」の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■TV ANIMATION ROBOTICS;NOTES【TVアニメーションロボティクス・ノーツ」】
http://roboticsnotes.tv/

■原作ゲームのサイト
http://roboticsnotes.jp/

第15話 『#15 君に夢を見せてあげよう』


■あらすじ

 2019年12月中旬。太陽嵐の影響か、最近コンピューターに障害が多発していた。その影響か愛理も言動がおかしくなり、さらに海翔のポケコン以外にも頻繁に姿を見せるようになっていた。やがて「居る夫。」(愛理が存在するために必要らしい、何かのサービス)のサーバが12月24日にメンテナンスされることが解り、愛理が消えてしまう可能性が出てきた。海翔は愛理消滅の前に君島レポートを集めようと考え、苦労してレポートナンバー6を手に入れる。しかしその直後、愛理は家に帰りたいと言い出す。

 海翔は愛理の「家」である、今は廃屋となっている君島コウの自宅を訪れる。廃屋の地下には、冷凍睡眠装置内に「愛理」が眠っていた。愛理は不治の病に冒されており、コウは愛理を治療法が見つかる未来まで眠らせておくことにしたのだった。そしてコウは人間の愛理が眠っている間に夢を見せるため、仮想人格の愛理を作ったのだった。人間の愛理は「南の島の種子島でクリスマスイブに雪が降る」という奇跡が起きれば、自分の病が治ると夢想していた。海翔は警察に連絡し、愛理は保護された。クリスマスイブ、フラウは居る夫。のサービスの中に雪を降らせた。翌日。居る夫。のメンテナンス後、愛理は消えたものの、別人格のゲジ姉は存在は生き残っていた。


■感想

 「クリスマスイブに雪が降れば私の病気は治る…」ってなぁ…、奇跡奇跡って安っぽく連呼して、「Kanon」の模造品アニメかよ、と思ってしまいましたよ…、(Kanonってご存知ですか? エッチゲームですが、猛烈に泣かせるシナリオで伝説になった1990年代の絶品ゲームです)。

 あと、君島コウが何者か不明ですが、個人レベルで冷凍睡眠装置を作って未来まで眠らせるって設定が無茶でしょう。誰も知らない施設でずっと放置されている愛理…、海翔が見つけなかったら永遠にあのままだったんじゃないんですか? なんという無責任放置ぶり。

 なんつーか、今回は安い感動物ゲームのシナリオを唐突に押し込んだ感じで、たたでさえ低迷している評価がまた下落しました…、これホントにシュタインズ・ゲートを作った人たちの作品なの?

 ところで「居る夫。」って何やねん?