感想:オタク系情報番組「コンテンツビジネス最前線 ジャパコンTV」『ビジネスを造形! フィギュアメーカーの底力!』(2013年2月22日深夜放送)


 オタク系情報番組「コンテンツビジネス最前線 ジャパコンTV」の感想です。

■コンテンツビジネス最前線 ジャパコンTV|BSフジ
http://www.bsfuji.tv/japacontv/

>「アニメ」「ゲーム」「漫画」「ファッション」をはじめ、今後、日本経済を支えるジャンルとして期待される”ジャパン コンテンツ産業”。経済産業省もクールジャパン戦略として、この素晴らしい日本のコンテンツを経済成長政策の一つとして取り組んでいる。日本のコンテンツビジネスの最前線を国内、海外問わず徹底取材し、深く・鋭く切り込むビジネスエンタテインメント。<キャスト>
台場ミサキ(レポーター役):豊崎愛生
藤小梅(キャスター役):高垣彩陽
乙産軽一郎(解説者役):鷲崎健
ぐにゅ(マスコット役):やまだん

 BSフジでの視聴です(放送:毎月1回程度 金曜深夜 00:00〜00:55)。

〇特集 『ビジネスを造形! フィギュアメーカーの底力!』

>2013年2月10日、世界最大の造形の祭典『ワンダーフェスティバル』が幕張メッセで今年も盛大に開催された。そこで、ジャパコンTVでは『フィギュア』の最新ビジネス事情を検証!フィギュア界の重鎮、海洋堂に潜入。満を持して今年1月に発売されたカプセルQミュージアムシリーズ。このブランドを立ち上げた企業の狙いとは!?このシリーズでフィギュアブーム再来といくのか!?

>また、ねんどろいどシリーズで人気の『グッドスマイルカンパニー』を取材。カフェなど異業種分野にも進出し、フィギュアを軸に海外展開も積極的に仕掛けているその戦略とは。

>そして今年創業60周年を迎えるフィギュア界の老舗メーカー『壽屋』を取材。ハリウッド映画キャラや2大アメリカンコミック出版社双方の公認フィギュアを手掛け、世界的にも評価の高いフィギュアメーカーの”仕事”のこだわりとは?日本のコンテンツとして今後フィギュア界はどう進化してゆくのか!?

海洋堂の社長インタビュー
・日本ではヒットしても3万個が上限。アメリカだと30万個は行く
マーケティングで作るものを決めたことは無い。動物とか戦車の製品化がマーケティングから出てくるわけが無い
村上隆のフィギュアも海洋堂が作っている
原型師BOME氏インタビュー
・ガチャガチャ入りのフィギュア「カプセルQ」を展開中

グッドスマイルカンパニー社長インタビュー
ねんどろいどとスケールフィギュアの違い。ねんどろいどは普通のフィギュアより作業時間が少ない。
・原型製作は手で作るのでは無く3Dソフトで設計する。
・最近中国に進出している。中国にもオタクが増えている。
・中国の原型師を発掘している。
海賊版が回っている、正規品の五倍は売れている。海賊版同士の比較記事すらある
・立体プリンターに関するビジネスを考えている。

壽屋コトブキヤ)社長&専務(夫婦)にインタビュー
スターウォーズのフィギュアのライセンスを取るときの裏話
マトリックスのフィギュアはキアタ・リーブス本人が監修した
・アメコミフィギュアをリアル顔では無くアニメ美少女顔にして作ったらバカ売れ


◇コメント

 フィギュア業界の大物たちのインタビューで、業界状況が丸わかり、という感じ。ワンフェス出展物の取材とかはネットメディアとかが散々やっているから、こういう堅い企画の方が新鮮味が有っていいですね。

○ジャパコントピックス
>・”歌う楽器” ボーカロイド最新動向
>・文化庁支援”アニメミライ” &ワーナー・オンデマンドの”THE EDGE”、若手クリエイターを育てる取り組みと将来的ビジネス展望

ボーカロイド文化祭、ボーカロイドとは何?
・新人アニメーター養成企画「アニメミライ2013」について
補助金出す、企画に縛りなし、
・お金を出しておわり、のやりっはなしでは無く、業界を元気にしたい


◇コメント

 なんかアニメミライの作品が四本とも今風の絵で面白そうなんですよ。



■感想

 今回は特集を一本に絞っての強力企画。今回もまた満足の出来栄えでした。