【コミック】最終回「未来からのホットライン」(星野之宣/原作:J.P.ホーガン)(ビッグコミック2013年4月25日号)(2013年4月10日発売)

未来からのホットライン (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

2020年、物理学者チャールズ・ロスはタウ波を発見。これを利用して過去にメッセージを送ることに成功した。同じ頃、核融合発電という未来的なエネルギー技術が、試運転を開始する。だがその未来に暗雲が!? 最愛の人との出会いという個人的な宝と、世界の運命が天秤にかけられる時、恋人たちはどう生きどう決断したのか!? 時間をテーマにした壮大で切ないストーリー。

ビッグコミック
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(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)
 
■あらすじ

 最終的に核融合炉の実験は中止され、マイクロブラックホールによる地球の消滅は回避された。しかしタウ波による過去への通信云々という事実は世界中にばれてしまい、今後同様の機械がいくらでも開発されることは明らかだった。ロスたちが使った最初の通信機は別の所に運び込まれた。今後世界中の人間が歴史をいくらでも書き換えることが可能になるが、どの機械も「動作し始めたときより過去」には通信できない。つまりロスたちの通信機が一番過去まで通信できる。だからなにか恐ろしいことが起きても、最初の通信機があれば歴史を正しくやり直せるよだから安心だよ、とかいう感じでエンド。


■感想

 もう終わり? あっけに取られました。2012年12月10日号(2012年11月24日発売)で始まったので全10話だったのか。量も少ないけど、話もものすごく淡白だったなぁ。過去に通信を送って、これからひと悶着あるのかと思ったら、「実験を止めたからもう安心」ってなぁ…、

 あと原作未読だったのですが、ネタバレサイトを見てみると他にももう少し事件があったらしいのですが…、原作の内容を削ってますかね。

 まあそこそこは面白かったのですが、盛り上がりには欠けましたな(原作はどうか知りませんが、少なくとも漫画版は)。
 
未来からのホットライン (創元SF文庫)