感想:アニメ(新番組)「DEVIL SURVIVOR2 the ANIMATION」第1話「1ST DAY 憂鬱の日曜日」


 アニメ「DEVIL SURVIVOR(デビルサバイバー)2 the ANIMATION」の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■TVアニメ「デビルサバイバー2」公式サイト[DEVIL SURVIVOR2 the ANIMATION]
http://ds2a.jp/

■原作ゲームのサイト
http://ds2.atlusnet.jp/

 BSデジタル放送BS-TBSでの視聴です。


■概要

 ゲーム「デビルサバイバー2」(アトラス/ニンテンドーDS/2011年)のアニメ化作品。ジャンルは悪魔召還とかのバトル物。


■キャスト
久世響希:神谷浩史
志島大地:岡本信彦
新田維緒:内田彩
(他のキャストは後述)

第1話 『1ST DAY 憂鬱の日曜日』


■あらすじ

 高校生「久世響希」は、親友の「志島大地」から最近話題の「Nicaea(ニカイア)」というウェブサイトを教えてもらう。そのサイトは「登録した知人が死ぬときの顔を配信する」という悪趣味なオカルト系のサイトだった。直後、響希と大地が渋谷駅で電車を待っているとき、二人のスマートフォンにニカイアから映像が届く。それは二人が駅で列車に押しつぶされ死ぬシーンの映像だった。次の瞬間、大地震が起きて駅は崩壊し、響希は映像どおり倒れてきた電車に押しつぶされてしまう。

 響希は何者かが「生きるか死ぬか選べ」と問いかけてきたため、生を選択した。すると響希のスマートフォンには謎のアプリがダウンロードされていた。目覚めた響希は、崩壊した駅構内で、大地や同級生の「新田維緒」と出会うが、さらに駅には怪物がうろついていた。そして維緒と大地のスマホから「悪魔」が現われ、二人を守った。

 三人は地上に出るが、地上の建物も地震で崩壊していた。響希と大地はとりあえず家族の無事が確認できたため、維緒を家まで送ることにした。夜、空から奇怪な怪物が降り立ち、人間を殺し始めた。響希のスマホからは悪魔「白虎」が召還され、怪物を倒した。戦いの後、三人は『政府機関「ジプス」』のメンバーに拘束される。


■感想

 原作ゲーム未プレイ。コミック版も未読。情報ゼロで視聴。

 ゲーム原作ということで、「多分ファン向けの濃い内容で、設定とかは“承前”で、つまり初心者は見てもチンプンカンプンでついていけないんだろうなぁ。だいたいタイトルに「2」と書いてあるけど、前作の「1」も知らないのに」と、最初からかなりネガティブな感じで入ったのですが、いざ見てみるとこれが意外に面白い。

 とりあえず「1」は関係無い模様で、「前作」とかはなさそうなちゃんとした導入部でしたし、『普通の若者が突然超能力を得て云々』という展開ではあるもの、目を覆いたくなるような痛さもなし。また『妙にオタッキーで意味不明設定を連呼してのカッコ付け展開』もなし、と、なんだか予想よりも遥かに「人に優しい」つくりでした。びっくりしましたな。

 あと、別の意味で驚いたのは「悪魔を呼び出した」こと。この作品の原作って「女神転生」の系列のゲームだったんですね。まあタイトルに悪魔って入っているから気がつかなかったのはうかつかもしれませんけど。

 ということで、これは意外にイケました。最初から一回目限りで見限る予定の「とりあえず中身を確認」だけのつもりでしたが、これは本格的に見ても良いという気持ちになりました。これは予想外の収穫ですな。


★キャスト情報の続き
峰津院大和:諏訪部順一
憂う者:櫻井孝宏
迫真琴:沢城みゆき
和久井啓太:斎藤楓子
九条緋那子:小清水亜美
柳谷乙女:井口裕香
菅野史:山口立花子
伴亜衣梨:阿澄佳奈
鳥居純吾:浪川大輔
秋江譲:真殿光昭
栗木ロナウド小山力也