感想:コミック(少女漫画)「彼女になる日」(小椋アカネ)(2013年7月5日発売)


 コミック(少女漫画)「彼女になる日」(小椋アカネ)の感想です。
(※以下、話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

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■データ(公式)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4592193970/
彼女になる日 (花とゆめCOMICS) [コミック]
小椋アカネ (著)
コミック: 167ページ
出版社: 白泉社 (2013/7/5)
ISBN-10: 4592193970
ISBN-13: 978-4592193975
発売日: 2013/7/5


>幼なじみの奴が、女になった!! 三芳と間宮はあらゆる事で競い合うライバルだったが、ある日突然、間宮は女の身体に。伸びた髪、曲線的な体を目の当たりにし、戸惑う三芳。女嫌いの三芳と、女になった間宮の関係は…!?

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■データ(個人的補足)

 白泉社が7月からスタートさせたコミック一冊丸ごと書き下ろしの第一弾です。全5話で、第1話「彼女になった日」のみ「LaLaDX(ララデラックス)2013年7月号」(2013年6月10日発売)に掲載されました。


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■あらすじ

 舞台は現代日本と似ているもののちょっと違う世界。この世界では人間は男女の比率が自然に一定になるようになっており、女性が減ると男性が女性に変化して数を調整する「羽化」という現象が発生します。主人公・三芳の幼なじみでライバルだった間宮は、ある日いきなり倒れ、帰ってきてみると羽化で超絶美少女になっていました。三芳は小学生時代に色々有って女の子が苦手なのですが、美少女になった間宮が「よし、じゃ俺の体で女に慣れろ」とか言い出して…


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■感想

 LaLaDX2013年7月号に掲載された第一話が猛烈に気に入ったので、コミックを速攻で買ってしまいました。白泉社コミックを買ったのって10年ぶりくらいかな…


 いわゆる性転換物で、女性が苦手の主人公と美少女に変化した親友が、互いにどう接して良いのか戸惑って…、というお話。女嫌いの主人公が美少女になった親友を見ながら、女性としての自覚が無い行動にハラハラしたり、他の男子と接している場面を見て嫉妬みたいなものを感じたり、かと思うと「いやいやいや、あいつは親友なんだから、そういういかがわしい目で見たりしちゃダメなんだ」と苦悩したり、といった、性転換ネタで有りそうな要素をもう目一杯詰め込んでいて、猛烈に嬉しくなりました。


 終盤では色々あるものの、最後はまあ予想とおりに恋人同士になってハッピーエンド。ちなみに作者のコメント通り、ララ系漫画とは思えないほどお色気成分が多く、ラストは大人の関係になってしまいますが、それもこのテーマなら当然ですよね。


 作者さんは、以前からLaLaDXで描いている漫画家さんの中では結構好きな人でしたが、本作はもうストーリーが好みのストライクゾーン直撃でした。久々に買った少女漫画ですが、大満足です。

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■評価

(5段階評価の)5点。

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彼女になる日 (花とゆめCOMICS)

彼女になる日 (花とゆめCOMICS)

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