感想:NHK海外ドラマ「特攻野郎Aチーム」第1話「アカプルコ救出大作戦」(2013年9月12日(木)放送)


 海外ドラマ「特攻野郎Aチーム」(全12話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

NHK 特攻野郎Aチーム
http://www4.nhk.or.jp/ateam/

 衛星放送・NHK BSプレミアムでの視聴です。(放送:毎週木曜16:00〜16:45 または 17:00〜17:45)。


■概要

 1980年代にテレビ朝日系で放送していた愉快痛快系アクションドラマ。

>米陸軍の特殊部隊出身の4人組「Aチーム」が活躍する痛快アクションドラマ。無実の罪で軍から追われ、潜伏中の身でありながらも、依頼があれば世界を股にかけて悪と戦う!


>リーダーはジョン・スミス大佐、通称「ハンニバル」。変装の名人でチームのまとめ役。彼のもとには、甘いマスクを売りに物資調達を担当する「フェイスマン」、腕力とメカの知識は天下一品だが、飛行機が大嫌いな「コング」、飛行機の操縦にかけては天才的な「モンキー」の3人が結集。いったん依頼を受けたら、世界中のどこへでもでかけ、人々を悪の手から救う!

■キャスト
ハンニバルジョージ・ペパード…羽佐間道夫
クレイジーモンキー/ドワイト・シュルツ…富山敬
フェイスマン/ダーク・ベネディクト…安原義人
コング/ミスター・T…飯塚昭三
エンジェル/メリンダ・クレア…小山茉美

第1話 アカプルコ救出大作戦


■あらすじ

>筋さえ通れば報酬次第で何でもやってのける「特攻野郎Aチーム」!メキシコで消息を絶った新聞記者を探すため現地へと向かった一行は、凶悪な山賊たちと対決することに!


>メキシコで新聞記者が消息を絶った。記者の同僚、エミーはメキシコ政府を頼ってみたものの、全く取り合ってもらえず、うわさの部隊に調査を依頼する。その名は「特攻野郎Aチーム」!筋さえ通れば報酬次第で何でもやってのける命知らずの男たちだ。Aチームはすぐさまメキシコへ直行。記者を連れ去ったのは凶悪な山賊たちであることを突き止める。救出の奇策を巡らすAチームであったが、敵はあまりにも強大だった!

 ロサンゼルスの新聞社の記者のエミーは、同僚のマッシーがメキシコに取材に行ったまま行方不明になったため、行方を捜そうとするものの、上司にもメキシコ政府にも相手にされない。仕方なくエミーは、報酬次第で何でも荒事を引き受ける「Aチーム」に仕事を依頼しようとする。

 Aチームは元々はアメリカ陸軍の特殊部隊で、ベトナム戦争で活躍したものの、終戦の4日後にハノイ銀行を襲撃し現金を奪ったことで軍に逮捕されていた。彼らはそれが上司の指示だと主張したが、証拠は全て戦火で消えており、結局有罪になってしまう。しかし彼らはすぐに脱走し、軍警察に追われながらもアメリカ国内で無実が証明される日を待ちつつ活動していていた。

 エミーの仕事を引き受けたAチームは、メキシコに乗り込むと、ハリウッドの映画撮影スタッフのふりをして諸々を現地調達し、マッシーの取材先の村に乗り込む。村は山賊に支配され住人は奴隷のように扱われていた。Aチームは山賊を挑発して村におびき寄せ迎え撃つものの、山賊はゲリラと関係があり、反撃されて捕まってしまう。しかし村人たちの協力で大反撃し、山賊とゲリラを壊滅させる。仕事のあと、エイミーは強引にAチームに参加すると宣言した。


■感想

 特攻野郎Aチームとは懐かしいですねぇ。それにしても「全12回」とはなんなのか。まあ第一シリーズ12話のみということなのでしょうが、全部で80回超あるのだから全て放送して欲しいよ。

 今回の放送は試作版の90分バージョンで、フェイスマンがティム・ダニガンという俳優なのがその後の話と違います。そうそう、そうでしたね。

 お話は、ハンニバルのリンチ大佐へのおちょくり、モンキーの病院での奇天烈言動、フェイスマンの現地調達の手法、コングの「飛行機には乗らねぇ」、と全て懐かしく、そして25年ぶりくらいに見直しても面白かったです。数年前に公開されたリーアム・ニーソン主演の映画版の100倍は面白かった(というかあの映画はAチームの面白さを何も解っていなかったよなぁ)。威勢のよいテーマ曲を聞くと、1980年代の諸々が蘇る…、「キャプテン・キャブ」とかキャベツを弾丸にする大砲とか色々が…、


 しかしAチームがNHKで放送されるとは。まあ「プリズン・ブレイク」が放送されるくらいだから、Aチームくらい驚くことは無いか。