感想:NHK番組「幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー」(NHK総合版)『File-11 森の獣人・ビッグフットを追え! Part1』(2014年7月26日(土)放送)


 NHK番組「幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー」(NHK総合版)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー - NHK
http://www4.nhk.or.jp/darkside/

 NHK総合での視聴です。(放送:毎週土曜 22:30〜22:50)

『File-11 森の獣人・ビッグフットを追え! Part1』


■内容

>身長3メートル?毛むくじゃらの巨大な獣人「ビッグフット」伝説の真相に迫る!第1回は、異様な姿をはっきり写した衝撃フィルムを、現場捜索やCG再現を駆使し検証する。

>身長3メートル?足の大きさ40センチ?森に住む毛むくじゃらの巨大な獣人「ビッグフット」。北アメリカで目撃証言が相次ぐ正体に迫る。第1回は、カリフォルニア州でその姿をはっきりと撮影に成功、世界に衝撃を与えた「パターソン・フィルム」を徹底検証!取材班は近年判明した撮影現場に潜入!森の奥で発見した新事実は?またハリウッドの特殊メイクの専門家が、着ぐるみ説を最新分析で検証、真実に迫る!【出演】栗山千明

 BSプレミアム版の「File-04」(2013年8月14日(水)放送)から。


 ビッグフットとはアメリカ各地で目撃されている伝説の未確認生物。身長2〜3メートルの獣人。目撃件数は3,800件、足跡は200個も見つかっている。近年では2012年にも目撃動画が撮影されている。


 1967年10月、世界的に有名となるビッグフット映像が撮影された。歩いているビッグフットが振り返るシーンで知られるこの映像は、撮影者のロジャー・パターソンとボブ・ギムリンの名前を取り、「パターソン・ギムリン・フィルム」と呼ばれる。しかし真偽はいまだ確定していない。近年「私はあの映像に出てくるビッグフットの着ぐるみに入っていた」という人物が本を出版し、偽者で決着が付いたかと思われたが、その人物の証言があやふやで信用に足らないと解り、結局振り出しに戻ってしまった。

 アメリカのビッグフット研究者が最近このフィルムの撮影場所を突き止めた。近くの町から車で40キロ、さらに森の中に徒歩で5キロ、という辺鄙な場所。地元のビッグフット研究者は「もしフィルムがウソ映像だとしたら、わざわざこんな遠いところまで来る必要があるだろうか? もっと手近で撮影して済ませたのでは?」と語る。

 ハリウッドで映画用の着ぐるみの専門家だった人物がフィルムを分析した。その結果、映っている「何か」は身長1.8〜2メートルくらいと意外に小さい事が解った。サイズ的には着ぐるみでも問題は無い。しかし着ぐるみなら、それはそれでおかしい点が多い。

(1)顔が小さい=着ぐるみなら人が入らないといけないから顔は大きめになるはずだが、映像ではかなり小さ目。

(2)毛羽立ち=着ぐるみは首の部分が取り外せるはずなので、どうしてもそこが毛羽立つが、映像にはそういう様子はない

(3)皮膚のたるみ=着ぐるみなら動いているうちに毛皮のたるみなどが発生するはずだが、映像には見られない。それは撮影からはるか後の、1984年に開発された伸縮素材でなければ実現できない。

 つまり本物の生き物とは言えないが、もしこれが着ぐるみによる撮影だとしても、当時の技術でこんな着ぐるみが作れたはずがない。つまり謎だらけ。


■感想

 パターソン・ギムリン・フィルム萌え〜。何度見てもワクワクします。