感想:懐かし番組「引田天功 大脱出シリーズ」3週目「引田天功大脱出 油地獄・水面大炎上」(2015年3月26日(木)放送)

 「引田天功 大脱出シリーズ」(全3回)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

引田天功 大脱出シリーズ | ファミリー劇場
http://www.fami-geki.com/tenkou/

 CS放送ファミリー劇場での視聴です(三週連続 木曜日21:00-22:30)。



■概要

引田天功大脱出 油地獄・水面大炎上
http://www.fami-geki.com/detail/index.php?fami_id=02441

>「危険を買う男」の異名を持つ初代・引田天功の「大脱出シリーズ」第七弾。炎に包まれた油壺から決死の大脱出に挑む。


>人間の限界を賭けて挑戦する、引田天功の驚異のマジック・ショー。前回の火煙塔から脱出で九死に一生を得た引田天功が休養期間を経て挑戦するのは、今までよりも火炎力が強く、危険度の高い重油が燃えさかる中で時限装置付きのダイナマイトを避けながらの脱出劇。はたして史上最難関の大脱出は成功するのか?もう一度奇跡を見せてくれ、天功!


>【司会】:和田浩治石川牧子(NTVアナウンサー)、一谷伸江【出演】:引田天功 【ビデオコメント】:田部井淳子ジャイアント馬場水森亜土桜田淳子西城秀樹
>制作年:1975年初放送
>2015年03月26日(木) 21:00 - 22:30

 日本テレビの「木曜スペシャル」特番。ナレーション:広川太一郎


■感想

 いつものように、番組前半は過去の脱出のふり返りで、前回の「死の火煙塔大脱出」をみっちり放送。

 前回の番組と違って煽りは無く、淡々とスタート。ところが天功が入った箱を所定の位置に運ぶヘリコプターがモタモタしていて、なかなかスタート地点に運べない。しかもヘリが発進した瞬間から時限爆弾のスイッチが入っているので、見ているほうはもう気が気じゃない。観客的には『天功がスタート地点に運ばれてから爆弾のスイッチを入れれば良いじゃん』と思うのですが、このモタモタもまた演出なのかしら。


 仕掛けの爆破シーンはあっというまに数分間で終わってしまい、あとは「天功さんは無事脱出できたでしょうか?」ということで、天功が入っているはずの退避カプセルを引き上げないといけないのですが、そこに10分も15分もかけてしまい、番組としてはもうだれだれ。で、当然天功は脱出できているわけですが、今回はイマイチ盛り上がりに欠けたなぁ。しかし40歳になってもこんなことをしていたのは凄いと思います。


★こちらもどうぞ
第一週
perry-r.hatenablog.com

第二週
d.hatena.ne.jp


■おまけ

http://www.fami-geki.com/tenkou/
●油地獄・水面大炎上とは?

>脱出セットの“規格外のスケール”で日本中を熱狂させる引田天功。シリーズ第7弾は前回の挑戦から6か月。構想を練りに練って、これまで以上に危険度の高い挑戦として出てきたのが、重油の池である。

>仕掛けは以下のようなものだ。

>池の中央に直径3メートル、高さ6メートルの油壷が設置され、その中と周囲の池にドラム缶10本分(2000リットル)の重油が満たされる。油壷には直径80センチの脱出管が接続されており、40メートル先には水の容器があり、その中に脱出用カプセルが沈められている。

>ここからがスタートだ。
>天功は手錠をかけられ、箱に入り、箱はボルトで固定される。そしてヘリで吊り上げられ油壷に沈められる。それと同時に油が点火され一面が炎の海となる。

>脱出管は時限装置付きダイナマイトで次々に爆破される為、手錠を外した後、油壷の横の扉から脱出管に入り、匍匐(ほふく)前進状態で40メートルを進まなければならない。これまでで最難関の大脱出は成功するのか?

>もう一度奇跡を見せてくれ、天功!