感想:アニメ(新番組)「えとたま」第1話「猫娘揚々」


 アニメ「えとたま」(全12話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■TVアニメ「えとたま」公式サイト
http://etotama.com/

 BS11での視聴です。


■作品概要

干支娘。
動物を模した姿を持つ少女たちであり、その心に清らかなる魂を宿す神の使い。
人々と神々を繋げるために生まれた天の架け橋。

干支神。
八百万のえと娘の中から選抜された12匹の神の使い。
古来より日本を護ってきた聖なる十二支。
60年に一度の干支神選抜祭・通称「ETM12」にて勝ち残った強者であり、
えと娘たちの憧れの存在である。

刻は流れて現代。
今年も干支神選抜祭「ETM12」が開催される。
日本全土から神在月のごとく東京・秋葉原に集まる数多の干支神候補=えと娘たち。

その中に、一匹の猫が存在した。

その名は、猫のえと娘にゃ〜たん
もっとも干支神に近いといわれながら、ネズミ属に執拗に狙われ、
卑劣な罠により破れ続けてきた不遇のえと娘である。

干支神になる条件はたったひとつ。
十二支全員に勝利すること。
しかし、干支神の力は強大であり、この二千年間、
十二支全員に勝利したえと娘は存在しない。

不遇のえと娘「にゃ〜たん」と、
普通の高校生「天戸タケル」が出会うとき……物語は始まる!

 原作無しのオリジナル作品。ケモミミ娘たちが多数出てくる、かなりふざけたコメディ物。


■スタッフ
製作総指揮:白組
原作:白組&タブリエ・コミュニケーションズ
原案/設定:吠士隆&是空とおる
監督:追崎史敏
監督(CG):平川孝充
シリーズ構成&脚本:赤尾でこ
アダルトキャラクター原案:渡辺明夫
プリティキャラクター原案:QP:flapper
アダルトキャラクターデザイン&総作画監督:小池智史
プリティキャラクターデザイン:高橋麻実
アニメーション制作:白組&エンカレッジフィルムズ


■キャスト
にゃ〜たん(猫):村川梨衣
天戸タケル:下野紘
(他のキャストは後述)

第1話 『第壱話 猫娘揚々(ねこようよう)』


■あらすじ

 貧乏っぽい高校生「天戸タケル」は訳ありっぽい借家に引っ越してくるが、いきなり家の中に「にゃーたん」と名乗る挙動不審の娘が現われ、追い出しても追い出しても何度でも戻ってきてしまう。にゃーたんは「干支娘」で、「干支神」になるために修行をしている、はずだったが、どう見ても全く何もしていなかった。そこに干支神の一人「ドラたん」が現れ、にゃーたんを裏切り、攻撃を仕掛けてきて、にゃーたんは負けてしまう。しかし実は、ドラたんはにゃーたんの師匠で、にゃーたんが「信頼していた者に裏切られた挙句敗れた悲劇のヒロイン」を演じてタケルの気を引こうとしていただけ、という茶番だった。タケルは干支娘のエネルギー源「ソルラル」の高品質な物を生み出せる人間らしい。


■感想

 全然全く一グラムも期待してなかったのに、なんか思ったより面白いぞコレ。

 にゃーたんの「おにいちゃん……」とかいうしつこい小芝居とか、キャラが「Aパートが終わってしまう」とか堂々語ってしまうメタさとか、全体的にメチャクチャふざけているのですが、それらが意外と面白い。速攻一話で見捨てる予定だったのに、これは見続けなきゃいかんみたいだ。


★蛇足

 ちょっ、設定の『吠士隆』という人、ヤングアニマル嵐で連載しているスプラッタWW2漫画「シェイファーハウンド」の原作者じゃん。なんでここに?



★キャスト情報の続き
チュウたん(子):大原さやか
モ〜たん(丑):松井恵理子
シマたん(寅):巽悠衣子
ウサたん(卯):相坂優歌
ドラたん(辰):内田真礼
シャアたん(巳):生天目仁美
ウマたん(午):小澤亜李
メイたん(未):渕上舞
キーたん(申):戸田めぐみ
ピヨたん(酉):佐々木未来
イヌたん(戌):本多真梨子
ウリたん(亥):花守ゆみり