感想:海外ドラマ「X-ファイル シーズン4」第2話「ホーム」

X-ファイル シーズン4 (SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD]

 ドラマ「X-ファイル シーズン4」(全24話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■ディーライフ/Dlife X-ファイル シーズン4
http://www.dlife.jp/lineup/drama/xfile_s4/

 BSデジタル放送「Dlife」での視聴です。

第2話 ホーム HOME


■あらすじ

EP2 ホーム
田舎町で先天性形態異常の嬰児の遺体が発見される。遺体には所々に遺伝的な奇形が見られた。その町には住民との接触を断って自給自足の生活をして生きてきた一族がいた。

 お題は「近親婚を繰り返す一族の犯罪」(※超常現象要素は無し)。


 田舎町で遺伝子異常の病気だらけの赤ん坊の死体が発見される。スカリーは、外部と一切交流せず近親婚を繰り返し、19世紀同然の暮らしを続けているピーコック一家の三兄弟が怪しいと睨む。スカリーは、兄弟が女性を誘拐してきて無理やり妊娠・出産させたのでは、と考える。三兄弟は自分たちの生活を脅かす町の保安官たちを先手を打って殺してしまう。モルダーたちはピーコックの家に忍び込み、事故で死んだと思われていた兄弟の母親を見つける(※つまり赤ん坊は母親と息子の間に生まれたらしい)。モルダーたちは三兄弟のうち二人を倒すが、母親と長男はどこかに消え去っていた。最後、ピーコックの母と息子が車でどこかに走り去るシーンで〆。


監督 : キム・マナーズ
脚本 : グレン・モーガン&ジェームズ・ウォン


■感想

 地上波ではテレビ放送不可能系のエピソード。


 X-ファイルにごくごくたまにある「超常現象関係なし話」の一つ。あらすじを読んだ時点で期待していなかったのですが、予想とおりの「ハズレ」でした。奇形の三兄弟が自分たちに近づこうとする人間たちを殺して回るだけの、気持ち悪くかつ不愉快なだけのエピソードで、こんなシナリオを通した制作陣の品性を疑います。


 この話は俗に「スラッシャー」と呼ばれる、「殺人鬼が人間を殺して回る血みどろ系映画」のX-ファイル版でしかありませんでした。もう二度と見たくないですね。