http://www.amazon.co.jp/dp/4840217955
星空・ぷらねっと―D.O.アートワークス (電撃姫プレミアム) 大型本 2001/7
D.O. (監修)
出版社: メディアワークス (2001/07)
発売日: 2001/07
【※以下ネタバレ】
美麗&Hな原画を大サイズで完全収録!『星ぷら』全スタッフによる熱いコメントを大公開!全ヒロインのイラストを新たに描き下ろして収録!D.O.監修による完全攻略チャート(DVD版対応)掲載!主題歌&ヒロインのテーマを歌った女性ボーカリストたちも登場。
対象ゲーム一言紹介
星空☆ぷらねっと ~夢箱~ | WELCOME TO D.O. HOMEPAGE
http://www.do-game.co.jp/r18/products/hoshi_db/
「星空☆ぷらねっと」。D.O.(ディーオー)。AVG。2000年12月8日発売。PC用18禁ゲーム。シナリオ:山田一。原画:師走の翁。通称「星ぷら」。
主人公・今井正樹は高校生になり、幼いころに住んでいた街に7年ぶりに戻ってくるが、当時の友人たちとの付き合いは殆ど無くなってしまっていた。しかしやはり転校していた幼馴染みの瞳と再会し……
恋愛AVG。D.O.創立10周年記念作品。前年(1999年)発売の「加奈」のシナリオで一躍業界の寵児となった山田一(現:田中ロミオ)がシナリオを担当していることで話題になった。
主人公は、母親が宇宙開発の関係者だったため、本人も無邪気に宇宙飛行士になることを目指していた。しかし母親が実験中の事故で亡くなったことでショックを受け、もう夢を失っていたものの、ヒロインたちとの出会いでやる気を取り戻す……、的な展開。当時としては王道の売れ線路線。
(※ゲームは未プレイ:AIRとか他の作品を優先しているうちにいつの間にか……)。
本の内容
・キャラ紹介+CG+原画(色トレス付き)
・攻略ガイド
・スタッフコメント
他
感想
評価は〇(そこそこ)
ゲームは、前年に「加奈」でプレイヤーの涙を搾り取って一発で業界の寵児となった山田一氏の新作、という事で物凄く注目されていましたが、結果的には「良作」程度に落ち着いていたような……
本としてはまあ悪くない出来で、ヒロイン毎にイベントCG(エロ系も含む)と対応する原画(色トレス版)をゲーム中の時系列毎に並べており、それらを見ていけば大体話の流れがつかめるようになっています。あと、攻略チャートとスタッフコメントもついているので、今読んでも大体どんなゲームだったかわかります。ゲームのムックとしてはまずまず合格点。
問題(という程でも無いけど)は、師走の翁氏の絵はあんまり好みではないので、特にありがたみが無い、という事くらいかな。一番最初に公告で使用されたヒロインのイラストはドストライクだったのですが、その後、ヒロインが軒並みまるっこい顔になってしまっていて、どーもって感じでしたし。
でもまあ本としては手堅い作りでした。
余談
・ゲームは発売から約二年後の2003年10月31日に、フルボイス化した「星空☆ぷらねっと ~夢箱~」という作品が発売されましたが、何故か原画を社内原画家の雨衣ユイ氏の絵に入れ替えています……、何故? D.O.って「妖獣戦記」シリーズでも同じことをやっていましたが、オリジナルより絵が劣化している感じがしますよ……
・シナリオの山田一氏は、その後2003年頃にディーオーを辞めて独立してから「田中ロミオ」と改名、シナリオライター・小説家として大活躍することとなりました。
・原画の師走の翁氏は本職が漫画家で、ゲーム原画の仕事はこの「星ぷら」のみ。当時何故この人を起用しようと思ったのか解らん…… ちなみに2019年現在でも絶賛活躍中。
・なんとオリジナルの発売から11年後の2011年3月10日にPSPに移植され「星空☆ぷらねっと one small step for...」というタイトルで発売されています。しかも原画がオリジナルの師走の翁氏だったという。
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星空☆ぷらねっと one small step for... | ソフトウェアカタログ | プレイステーション オフィシャルサイト
https://www.jp.playstation.com/software/title/uljm05845.html