【映画】感想:劇場アニメ「若おかみは小学生!」(2018年:日本)

劇場版 若おかみは小学生!Blu-rayスタンダード・エディション

映画「若おかみは小学生!」公式サイト https://www.waka-okami.jp/movie/
放送 NHK Eテレ。2020年5月16日(土)

【※以下ネタバレ】
 

累計300万部のベストセラー児童文学の劇場版アニメーション。『茄子 アンダルシアの夏』の高坂希太郎が監督を務める感動の物語。


祖母の温泉旅館・春の屋で若おかみの修業をしながら暮らす小学6年生の女の子・おっこ(関織子)。ユーレイのウリ坊や不思議なトモダチに助けられながら、おっこは少しずつ成長していく。

 

あらすじ

 小学生・関織子(せき・おりこ)(愛称おっこ)は、両親とのドライブ中に事故に巻き込まれ、おっこは奇跡的に無傷だったが、両親を一度に亡くしてしまう。おっこは母方の祖母・峰子に引き取られ、峰子が経営している旅館「春の屋」に住むことになったが、到着早々男の子の幽霊に遭遇する。幽霊はおっこにしか見えないらしかった。

 おっこが峰子たちと会話している最中に、幽霊がおっこに春の屋を手伝う様にしつこく頼み込んできたため、おっこが幽霊に断っている間に、おッこの言葉を聞いた峰子たちはおっこが春の屋の後継ぎになる決意をしたと誤解してしまう。おっこは成り行きで若女将として修業する事になった。やがておっこは、幽霊が峰子の子供時代の友人・通称ウリ坊で、また事故の時にウリ坊が自分の命を救ってくれたこと、を知る。

 学校に通い始めたおっこは、クラスメートでライバル旅館・秋好(しゅうこう)旅館の跡取り・秋野真月と出会う。真月は、常に派手な服装をしていることから、クラスメートからはこっそり「ピンクのふりふり」(略して「ピンふり」)と呼ばれていたが、常に跡取りとしての自覚から勉強を欠かさない努力家でもあった。

 おっこは、小鬼「鈴鬼」や、真月の亡くなった姉である幽霊の美陽たちとの出会いなどを体験しつつ、少しづつ若女将として成長していく。

 夏。おっこは宿泊客である占い師「グローリー・水領(すいりょう)」と仲良くなり、水領の誘いでショッピングに出かけるが、ドライブ中事故事を思い出しパニックに陥る。しかしついてきていたウリ坊と美陽のおかげで落ち着きを取り戻す。

 秋。おっこは真月と共に地元神社の神楽の舞手に選ばれ、練習に取り組む。おっこはウリ坊や美陽たちに中々会えない事を気にしていたが、一方ウリ坊たちもおっこが自分たちの事を無視しがちなのを不満がる。やがて、おっこは鈴鬼から、ウリ坊と美陽が成仏する期日が決まったと告げられる。実はもうおっこにはウリ坊たちの姿が殆ど見えなくなってしまっていた。

 ある時、おっこは春の屋に宿泊している家族と話しているうちに、一家の主・木瀬文太こそ、両親の車にぶつかったトラックの運転手であると知り衝撃を受ける。しかも今まで夢の中で何度も現れていた両親も突然おっこに別れを告げる。取り乱したおっこにはウリ坊と美陽ももう完全に見えていなかった。しかし丁度やってきた水領のせいで落ち着きを取り戻し、改めて木瀬一家をもてなす。

 春。おっこと真月が神楽を舞うなか、ウリ坊と美陽が別れを告げて消えていく。


感想

 評価は○。

 タイトルから予想した内容よりはちょっぴり大人っぽくて、割と面白かったです。


 序盤、「若おかみは小学生!」というほのぼの明るいタイトルなのに、交通事故で両親とも一度に亡くす、という衝撃展開に「えっ、マジかよ……」ってなりましたが……

 しかしまあ、その後はファンタジー要素込みの割と明るい展開だったので、総合的には楽しく視聴できました。両親の死の話も最後のお客さんの話に繋がって来るので、必然性もありましたしね。

 最後は幽霊の成仏で幕切れという、まあ定番系の結末ではありましたが、全体的に言えば好印象の作品でありました。
 
 
 

https://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2020-05-16&ch=31&eid=09680&f=0
映画 若おかみは小学生!
[Eテレ]2020年5月16日(土) 午後3:25~午後5:00(95分)

映画「若おかみは小学生!Eテレで5/16放送決定! | NHKアニメワールド
https://www6.nhk.or.jp/anime/topics/detail.html?i=9314


映画「若おかみは小学生!」は、累計300万部のベストセラー児童文学の劇場版アニメーション。『茄子 アンダルシアの夏』の高坂希太郎さんが監督を務める感動の物語です。
どうぞご家族みなさんでお楽しみください。


●あらすじ
祖母の温泉旅館・春の屋で若おかみの修業をしながら暮らす小学6年生の女の子・おっこ(関織子)。ユーレイのウリ坊や不思議なトモダチに助けられながら、おっこは少しずつ成長していきます。


●スタッフ
原作:令丈ヒロ子・亜沙美(絵)
監督:高坂希太郎
脚本:吉田玲子
美術設定:矢内京子
作画監督:廣田俊輔
美術監督:渡邊洋一
色彩設計:中内照美
CG監督:設楽友久
撮影監督・VFXスーパーバイザー:加藤道哉
編集:瀬山武司
音楽:鈴木慶一
音響監督:三間雅文
音響効果:倉橋静男、西佐知子
アニメーション制作:DLE、マッドハウス
製作:「若おかみは小学生!」製作委員会


●キャスト
おっこ(関織子):小林星蘭
真月(秋野真月):水樹奈々
ウリ坊(立売誠):松田颯水

美陽(秋野美陽):遠藤璃菜
鈴鬼:小桜エツコ
おばあちゃん(関峰子):一龍斎春水
エツ子さん(田島エツ子):一龍斎貞友
康さん(蓑田康之介):てらそままさき

お父さん(関正次):薬丸裕英
お母さん(関咲子):鈴木杏樹
グローリー・水領:ホラン千秋
神田幸水:設楽統(バナナマン

木瀬文太:山寺宏一

 
 

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