【SF小説】感想「エリュシオン脱出」(宇宙英雄ローダン・シリーズ 634巻)(2021年2月3日発売)

エリュシオン脱出 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-634 宇宙英雄ローダン・シリーズ 634)

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エリュシオン脱出 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-634 宇宙英雄ローダン・シリーズ 634) (日本語) 文庫 2021/2/3
クルト・マール (著), ペーター・グリーゼ (著), 鵜田 良江 (翻訳)
出版社 : 早川書房 (2021/2/3)
発売日 : 2021/2/3
言語 : 日本語
文庫 : 272ページ

【※以下ネタバレ】
 

輜重隊の遊興施設"エリュシオン"に調査のため潜入したブルは、イルミナもまたここに来たことを知って、彼女を守ろうとするが!?


エレンディラ銀河のセポル星系近傍では、永遠の戦士カルマーとその配下であるエルファード人たちが暗躍していた。ヴィールス船の“エクスプローラー”、“ラヴリー・ボシック”、“アスクレピオス”の各ヴィーロ宙航士たちも、さまざまな事件に巻きこまれてしまった。そのひとりであるレジナルド・ブルは、戦士の輜重隊の遊興施設“エリュシオン”に行ったところ、強欲な施設運営者によって監禁され身動きがとれなくなった!

 

あらすじ

◇1267話 エリュシオン脱出(クルト・マール)(訳者: 鵜田 良江)

 イルミナ・コチストワたちは、エルファード人ヴォルカイルの追跡を逃れるため、エリュシオンに逃げこみ、ブルと再会した。ヴォルカイルはエリュシオンまで追ってくるが、同族のメリオウンから新しい任務を伝えられてシオン・ソム銀河へ去り、ブルたちは無事船に戻った。メリオウンはヴィーロ宙航士たちに、24時間以内にセポル星系から退去するように要求した。(時期:~NGZ429年6月12日)

※初出キーワード=クカー種族、バキドル人、惑星マルダカアン、生命ゲーム



◇1268話 ナガトの動物使い(ペーター・グリーゼ)(訳者: 鵜田 良江)

 テケナーたちの乗るヴィールス船ラサトは惑星ナガトに不時着したが、テケナーたちはナガトの住民で動物を操る「ナガト人」と友好関係を結び、船の修理を開始した。やがて「永遠の戦士カルマー」を名乗る巨大な映像がナガト人に戦いを呼び掛けたため、ナガト人の部族間で戦争が勃発してしまい、テケナーたちは仕方なくナガトを離れた。テケナーたちは、ツナミ艦の手掛かりがあるというシオン・ソム銀河へと向かうことにした。(時期:~NGZ429年6月15日)

※初出キーワード=ナガト人


あとがきにかえて

 「ロック・ミー・アマデウス」という曲についての話。


感想

 前半エピソード … 原タイトル:FLUCHT AUS ELYSIUM(意訳:エリュシオンからの脱出)

 ブルとイルミナが逃げ回るだけの話かと思いきや、クカー種族のヤダーの過去語りがわりと面白く、またクカー種族と、前回登場した謎の種族ドラクカーの繋がりが最後に種明かしされたりして、意外と面白い話でした。


 後半エピソード … 原タイトル:DIE TIERMEISTER VON NAGATH (意訳:ナガトの動物使い)

 ナガトに墜落したまま長らく消息不明だったテケナーたちのお話。最新機器が使えない未開惑星で苦労しているのかと思いきや、結構快適に過ごしていて拍子抜け(笑) 

 しかし、ヴィーロ宙航士は、基本的に宇宙観光を楽しもうという人間の集まりだし、永遠の戦士やエルファード人と敵対している訳ではないので、立場がよく分からないというか、何をしたくて舞台となる辺りをうろうろしているんでしょうか? さっさと別の平和な場所にでも行けばいいのに、としか……(それでは話が進まないけど)
  
 

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