【SFボードゲーム】特報!あの「パンドラ号の航海」が帰って来る!『Away Team: The Voyages of the Pandora(GMT GAMES)』

系外惑星探査: 地球外生命をめざして

GMT Games - Away Team: The Voyages of the Pandora
https://www.gmtgames.com/p-1013-away-team-the-voyages-of-the-pandora.aspx

www.gmtgames.com

 
 特報です。2022年にあのSFゲーム「パンドラ号の航海」がリメイクされて帰ってきました! マジか?



●初代「パンドラ号の航海」

 「パンドラ号の航海/The voyage of BSM Pandora」は、アメリカのゲーム会社SPIが1981年に作ったミニゲームで、1986年にゲーム雑誌「タクテクス1986年6月号」に付録として付けられました。

 ゲームジャンルはSFボードゲームで、プレイヤーは宇宙調査船「パンドラ号」の乗員となり、未知惑星に赴き、調査隊を上陸させて色々調べる、というもの。上陸した惑星で何が起きるかは、ミニゲームブック的な感じでまとめられており、様々なイベントが体験できます。そして調査航海でどれだけポイントが溜まったかでプレイヤーの評価を決めます。

 しかしまあ、このゲーム、テーマは魅力的なのですが、今から考えると(というか入手した当時でも)かなーりルールの諸々が面倒くさいゲームでありました。まあSPI社はボードシミュレーションゲームが本業で、このゲームも同じノリで作られているため、現在のような「プレイヤーフレンドリーなデザイン」「プレイすれば必ず面白い」という作品とはまるで違います。今のアナログゲームプレイヤーが触れたら、ルールブックの一ページ目で失神しそう……



●参考

B級SFゲーム分科会 BSMパンドラ号の航海
http://www.os.rim.or.jp/~bqsfgame/sub238.htm

www.os.rim.or.jp

パンドラ号最初の航海: SOLGER航海日誌
http://solger.sblo.jp/article/83657698.html

solger.sblo.jp




●帰って来たアイツ

 ということで「テーマは面白そうだけど、実際のプレイは煩雑過ぎてなぁ……」という立ち位置の、忘れ去られてしかるべきゲームが、何故か2022年にリメイクされて戻ってきました(まだ製作中らしいけど)。タイトルは「Away Team: The Voyages of the Pandora」。

 しかもデザイナーはオリジナル版と同じ「John Butterfield」さん……、そんなことありうる? 41年前に作ったゲームを同じ人がリメイクするって…… この人、一体何歳で何年デザインやっているんでしょうか?


 ハァハァ、とにかく気を取り直して内容を確認すると……、以下、公式サイトをグーグルで自動翻訳してバンバン引用します。

AWAY TEAM: The Voyages of the Pandoraは、遠く離れた星系にあるエイリアンの世界を探索するゲームです。


あなたは発見の旅に出る星間調査船パンドラを指揮し航海ごとにパンドラを別の星系に送り、船の乗組員や装備から離れたチームを編成して、惑星、月、その他の関心のある場所を探索します。次の指示に従います。


外生命体の位置を特定し、その生理機能と行動を記録する
遺伝子科学と星での生活への人間の適応に不可欠なエキソ DNA を収集する
人間の定住と開発に適した環境の特定と調査
知的生命体と異星人の文化を探します。見つかった場合は、のれんとの連絡を確立します
殺されるな。

 

AWAY TEAMには 3 つのプレイ モードがあります。


ソリティア キャンペーン ゲームは 、1 人のプレイヤーが 7 つの星系にわたって相互接続された叙事詩的な物語体験を提供し、80 時間以上のプレイ時間、探索、ひねりを提供します。


ソリティア星系ゲームは、単一の星系への1 回のパンドラ航海を指揮する反復可能なプレイ体験を 1 人のプレイヤーに提供します。乗組員の経験レベルと各航海の危険レベルを設定します。


2人用ゲームでは、プレイヤーはパンドラから 1 つの星系への航海で競合する離れたチームを指揮することになります。これも繰り返し可能なプレイ体験です。

 

40 年前、John Butterfieldは、SPI 向けの画期的なパラグラフ駆動型ソリティア ゲームである The Voyage of the BSM Pandora を設計しました。現在、John はAway Team: The Voyages of the Pandoraで分岐物語ゲームのコンセプトを新しい次元に取り入れています。

 

ゲームの核となるのは、1,000 のインタラクティブなパッセージからなる新しい本で、次の要素が強化されています。

それぞれにいくつかの探査サイトがある7つの星系ボード
離れたチームが探索するためのさまざまなエイリアンの風景を描いた表面マップ
さまざまな経験レベルのPandoraに搭乗している人々とボットの属性とスキルを示すイラスト付き乗組員カード
イラスト付きの出会いカード、それぞれが複数の可能な結果を??持つミニストーリー
宇宙と地表でイベントをトリガーする航海カード、奇襲チェック、遭遇分析、乗組員と装備の回復と修理の試み
主要な出会いを補うための調査結果と課題を提供するディスカバリー タイル

 
等々。

 まだ開発中のようですが、今風のゲームとなって帰って来るんじゃないでしょうか? まあ、まかり間違っても、ホビージャパンもアークライトもライセンス生産しないことは確実ですが(笑)、なんか気になるゲームですよ。