【アニメ】感想:アニメ「うたわれるもの 二人の白皇」第28話(最終回)「二人の白皇」(2022年12月24日(土)深夜放送):なかなか良いアニメでした

うたわれるもの 二人の白皇

TVアニメ『うたわれるもの 二人の白皇』 https://utawarerumono.jp
放送 BS11

utawarerumono.jp
【※以下ネタバレ】
 

第28話(最終回)「二人の白皇」(2022年12月24日(土)深夜放送)

 

あらすじ

長きに渡る戦乱は終わりを告げ、世は安寧を喜ぶ民の声で溢れていた。
ヤマトとトゥスクル――両國は同じ過ちを繰り返さぬよう、決意を新たにそれぞれの道を歩み出す。
未来を見据える二人の皇女が胸に浮かべるのは、ずっと側にいたかけがえのない人の笑顔。


これは、己の運命を悟り、大切な仲間の為に身を賭して戦い続けたある男の物語。
古よりうたわれしもの、その名は――

 
 ハクはクオンたちの前から姿を消し、ウルゥルとサラァナは新しい神が降臨したと告げる。


 時は流れ、戦いの無い平和な日々が訪れていた。ヤマトでは帝都が順調に復興しており、アンジュは、トゥスクルの皇となったクオンと共に、両国の友好関係の締結を宣言した。


 その後。ノスリとアトゥイは二人でハクを探す旅に出発した。アンジュはミカヅチとムネチカをお供に、お忍びで諸国を漫遊して地元の悪代官の悪行を懲らしめつつ、ハクを探し続けていた。トゥスクルではクオンが城を抜け出したことが発覚し、協力者のアルルゥカミュもその後を追いかけていった。

 ハクは生と死の狭間でまたハクオロと出会い、ハクオロの力を全て引き継ぐと、現世へと送り返した。そして、オンカミヤムカイの地下の社で、力を失いただの人に戻ったハクオロがエルルゥの前に現れた。

 最後。一人で旅を続けるクオンは、ふとハクのいた痕跡を見つけ、ようやくハクに追いついたと感じるのだった。<完>


感想

 王道の「最終決戦後のその後のみんな」を描く展開で、丸々一話かけて描いていたので満足度100パーセント。ノスリ&アトゥイの仲良しコンビのその後とか、アンジュが水X黄門しているとか(笑)、の他に、ハクオロが戻ってきたりとか、最後のクオン絡みの泣かせるオチとか、良い感じの最終回でした。
 
 
 

総括

 良い話だったかな(クオン風)・良い話だったんじゃないの(ヤクトワルト風)


 2016年に放送した「うたわれるもの 偽りの仮面」(2016年)の6年越しの続編で、2006年放送の第一期「うたわれるもの」から数えると、16年もかけた一大シリーズの完結編。


 死んだオシュトルの身代わりとなったハクは、「オシュトル」としてエンナカムイを率る立場となり、皇女アンジュを盛り立てていくことを誓う。しかし事実上ヤマトを乗っ取った八柱将ライコウは、エンナカムイへと兵を差し向けようとしていた……


 前作「偽りの仮面」は、全2クールも有ったのに、第1クールはキャラ紹介だけに終始し、第2クールではヤマトが混乱するものの、そのまま尻切れトンボでおしまい、というあまりにもあまりの作品でしたので、本作はさほど期待していなかったのですが……、これが意外なことに良い方に予想を裏切られました。


 一話目からまどろっこしさ皆無のスピーディーな展開で、押し寄せるヤマト軍に対してエンナカムイが何とか耐えつつ、外交交渉で味方を増やして立場を強化していく、という流れが描かれて、納得のストーリー。また18話までで皇位継承争いが終結した後は、自然な感じでその後の「旧人類の遺産を巡る戦い」に移行して、ラスボス(?)ウィツァルネミテア神を出したりして、こちらの方の展開の面白さもばっちり。

 最後の最後は、前作の主人公ハクオロの娘(と最後の最後になってようやく気が付きました(笑))のクオンが主人公のハクを追いかける展開とかで泣かせる感じに締めたりして、幕の引き方も完璧でしたしね。


 ということで、満足度の高い良いアニメでした。前作から6年待たされたけど、それだけの価値はある作品でした。(^_^)b
 
 

「頼んだぜ、アンちゃん。」帝の崩御から始まったヤマトの動乱。ヤマトの皇女・アンジュの毒殺未遂の嫌疑から追われる身となった右近衛大将・オシュトル。彼は戦いの末、仮面<アクルカ>の力を使い果たし、肉体と魂は世界の一部と化した。その別れ際、友であるハクにアンジュとネコネの未来を託す。オシュトルから仮面と意思を託されたハクは、ハクとしての人生を捨て、唯一事実を知るネコネを除いた皆に正体を偽り、仮面とともにオシュトルとして生きることを選んだ。そしてエンナカムイに逃れ、回復の兆しを見せたアンジュは、父である帝が残した皇女の地位を取り戻したいと立ち上がる。一方、ヤマトでは混乱に乗じて、八柱将であるライコウが偽の皇女を擁立し、国を掌握しようとしていた。やがてヤマト軍の侵攻は、本物の皇女を排除すべくエンナカムイへも及び……。ヤマト全土を巻き込む戦乱が、幕を開ける。「うたわれるもの」シリーズ最終章。全ての謎が、今解き明かされる。

うたわれるもの 二人の白皇


制作会社
WHITE FOX


スタッフ情報
【原作】AQUAPLUS
【監督】川村賢一
【シリーズ構成】横山いつき
【キャラクター原案】甘露樹みつみ美里
【キャラクターデザイン・総作画監督】中田正彦
【プロップデザイン】岩畑剛一、渡邉八恵子
【文字デザイン】コレサワシゲユキ、灯夢
【美術設定】天田俊貴
色彩設計佐藤美由紀
美術監督】高峯義人
【撮影監督】横山翼
【3DCG】サンジゲン
【編集】後藤正浩
【音響監督】山口貴之
【音楽】AQUAPLUS



音楽
【OP】Suara「人なんだ」
【ED】Suara「百日草」


キャスト
オシュトル(ハク):利根健太朗
クオン:種田梨沙
アンジュ:赤﨑千夏
ネコネ:水瀬いのり
ルルティエ:加隈亜衣
アトゥイ:原由実
ノスリ山本希望
オウギ:櫻井孝宏
ウルゥル/サラァナ:佐倉綾音
キウル:村瀬歩
ヤクトワルト:江口拓也
シノノン:久野美咲
ムネチカ:早見沙織
フミルィル:儀武ゆう子
ライコウ置鮎龍太郎
カヅチ内田夕夜
ウォシス:菊池幸利
マロロ:杉山大
シチーリヤ:三宅麻理恵
ソヤンケクル:最上嗣生
オーゼン:佐々木義人
トキフサ:志賀麻登佳
デコポンポ:大川透
ボコイナンテ:中西としはる
イラワジ:白熊寛嗣
トリコリ:藤田昌代
シス:山村響
ヤシュマ:田丸篤志
ゲンホウ:大川透
イタク:小林裕介
アルルゥ沢城みゆき
カミュ釘宮理恵
ウルトリィ:大原さやか
カルラ:田中敦子
トウカ:三宅華也
クロウ:小山剛志
ベナウィ:浪川大輔
オボロ:桐井大介
ドリィ/グラァ:渡辺明乃
ムント:白熊寛嗣

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