アガサ・クリスティー なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか? NHK https://www.nhk.jp/p/whyevans/ts/RMR3PGJ26N/
放送 NHK BSプレミアム。
【※以下ネタバレ】
アガサ・クリスティーの原作をヒュー・ローリー脚本、演出で映像化した話題作［ＢＳプレミアム／ＢＳ４Ｋ（日）よる９時 | 全３回］
他の回の内容
第１回
【海外ドラマ】感想：NHK番組「アガサ・クリスティー なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」第１回(2023年11月5日(日)放送)
https://perry-r.hatenablog.com/entry/2023/11/06/154807
【海外ドラマ】感想：NHK番組「アガサ・クリスティー なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」第２回(2023年11月12日(日)放送)
https://perry-r.hatenablog.com/entry/2023/11/13/160324
第３回（最終回） (2023年11月19日(日)放送)
あらすじ
アガサ・クリスティー なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか？ （３）
[BSプレミアム] 2023年11月19日 午後9:00 ~ 午後10:00 (1時間0分)
アガサ・クリスティーの原作をヒュー・ローリー脚本、演出で映像化した話題作。最終回。ボビーとフランキーに真犯人の魔の手が迫る！謎の言葉の意味は解き明かされるのか？
療養施設グレインジの経営者ニコルソン博士は突然、フランキーに向かい、交通事故は偽装だったはずだと指摘する。博士の妻モイラは、夫が自分を殺そうとしているとボビーに話す。フランキーはロジャーに、崖で亡くなった男性が持っていた写真をすり替えた理由を問い詰める。ロジャーはモイラの写真を捨てたことは認めるが、すり替えは否定。写真はもともと２枚あったのではないかと告げる。そんななか、屋敷で銃声が鳴り響き…。
●序盤
フランシス（フランキー）・ダーウェント［声：川庄美雪］は、ジェームズ・ニコルソン博士から、フレンチ家の門に自動車をぶつけたのは事故ではなく故意だった筈と鋭く追及されるが、ロジャー・バッシントン・フレンチのおかげでなんとかやり過ごす。
ところが、続いてロジャーがフランキーと二人きりになったタイミングで事故について問い詰めてきたので、フランキーは逆にロジャーに食って掛かり、二人で情報を交換する。ロジャーはアラン・カーステアーズ殺しを否定したばかりか、写真のすり替えも行っていないと説明する。ロジャーは、カーステアーズの死体がモイラ・ニコルソンの写真を持っていたのに気が付き、モイラがスキャンダルに巻き込まれないように写真を捨てたという。さらにロジャーは写真はすり替え云々ではなく、最初から二枚あったのではと説明する。
一方、ロバート（ボビー）・ジョーンズ［声：浪川大輔］は、ニコルソン博士の妻モイラと再会するが、モイラは夫から命を狙われていると怯えていた。さらにボビーは、フレンチ家の人間が自殺した大富豪ジョン・サヴィッジと面識があったことを知る。
直後、フレンチ家のどこかで銃声が聞こえ、当主のヘンリーが密室の中で倒れているのが発見される。部屋はドアも窓も鍵がかかっていたため、ボビーたちが窓を破って押し入るが、居合わせたニコルソン博士は故人がドアの鍵を持っていたので自殺だという。ボビーは、ニコルソン博士を疑い、鍵は故ヘンリーが持っていたのではなくニコルソンが持っていたのではと考える。その後、宿の写真を見て故サヴィッジと故カーステアーズは友人だったと知る。
●中盤
ボビーとフランキーはニコルソン博士の運営する治療施設・グレインジ院を訪ねるが、（二人は知らなかったが）出迎えたのはボビーの行方を探し回っている不審者「エンジェル」だった。ニコルソン博士は妻モイラはロンドンに行って不在だと説明する。直後、二人の車のエンジンに細工がされ動かないようにされていたが、ボビーは機転でなんとか切り抜ける。
フランキーは、故カーステアーズの荷物を手に入れ、中にあった故サヴィッジの手紙を読む。それによればサヴィッジは船で旅行中に『ローズ・テンプルトン』という女性と出会って恋に落ちていた。そのあとサヴィッジは薬物で自殺したが、その直前に遺言状を書き換え、莫大な遺産をローズに遺していた。状況は不審極まりなかったが、故サヴィッジには親族はいなかったので異議申し立ては行われなかった。しかし、友人のカーステアーズは疑いを抱いたらしかった。
同じ頃、ボビーはグレインジ院に忍び込み、「ケイマン夫妻」を名乗っていた二人組とばったり出会うが、直後エンジェルに捕まる。またフランキーもニセ手紙で呼び出され、やはりエンジェルに捕まる。しかしそこにボビーの友人ノッカーが駆け付け、ノッカーはエンジェルを倒し、ボビーたちは命拾いする。エンジェルはノッカーに刺されて死んだが、フランキーが弁護士を立てたのでノッカーは正当防衛でおとがめなしになった。
●終盤
ボビーとフランキーは、サヴィッジの遺言状の件を不審に感じ調査することにした。遺言状にはサヴィッジの使用人の庭師と料理人が証人としてサインしていた。庭師はもう死んでおり、二人目の料理人もサヴィッジとは面識が無かった。このサインの際、ローズ・テンプルトンは、屋敷内にいたメイド「グラディス」を無視して、わざわざ庭師を呼び寄せてサインさせたとのことだった。
フランキーは、何故家の中にいたメイドではなく、遠くにいた庭師にサインさせたのか不審に思う。そのメイドの名前こそ「エヴァンズ」だった。カーステアーズは「なぜ、（メイドの）エヴァンズに（遺言状のサインを）頼まなかったのか?」と不審に思っていたのだった。
ボビーは、メイドのエヴァンズとは、今はマーチボルト村に住んている旧知のグラディス・ロバーツ夫人のことだと知り、すぐさまマーチボルトに向かった。そこで二人はばったりモイラと再会するが、モイラは何者かに追われていると怯え切っていた。しかしフランキーはモイラが飲み物に毒を入れて二人を殺そうとしたことに気が付き、モイラこそ謎の「ローズ・テンプルトン」だと見抜く。ボビーはすぐさまロバーツ夫人の元に向かい、そこにいたロジャーを取り押さえた。
●結末
ロジャーの自白で全ての真相が明らかになった。モイラ・ニコルソンは大金を狙って「ローズ・テンプルトン」の名でジョン・サヴィッジに近づいて虜にした。そのあと偽物の遺言状を作成し、ロジャーにサヴィッジのふりをさせて庭師と料理人にサインさせ、最後にサヴィッジを自殺に見せかけて毒殺した。そしてエンジェルたちを雇い、真相を調べ始めたアラン・カーステアーズも殺害させ、さらにトーマス医師も殺させ、ボビーとフランキーも亡き者にしようとしたのだった。
ロジャーはモイラの共犯だった。そして故ヘンリーと折り合いが悪かったため財産を手に入れるためにヘンリーを自殺に見せかけて殺した。皆が聞いた発砲音は実は爆竹を使ったニセの音で、それによってアリバイを作ったのだった。
事件解決後、ホビーとフランキーは結婚しておしまい。
感想
全三回の最終回。
ストーリーが入り組んできて、なかなかついて行くのに骨が折れましたが、真相が解ってみれば結構簡単な事でした（仕事のトラブルでも何でもそういうことあるよね）
最後までクオリティ高く楽しめました。みて良かったよ。(^_^)v
出演者ほか
ウィル・ポールター…浪川大輔，ルーシー・ボイントン…川庄美雪，ジョナサン・ジュールズ…櫻井トオル，ダニエル・イングス…小松史法，エイミー・ナトール…藤貴子，マイルズ・ジャップ…山本格，ヒュー・ローリー…木下浩之，メイヴ・ダーモディー…牛田裕子，モーウェナ・バンクス…日野由利加，リチャード・ディクソン…浦山迅，ニコラス・アズベリー…遠藤純一，ルーファス・ベイトマン…小橋知子，ポール・ホワイトハウス…樫井笙人，パトリック・バーロウ…宮本誉之，ニア・トゥルスラー・ジョーンズ…渡辺ゆかり，【原作】アガサ・クリスティー，【脚本】ヒュー・ローリー，【演出】ヒュー・ローリー
https://www.nhk.jp/p/whyevans/ts/RMR3PGJ26N/
この番組について
いざ、楽しく危険な謎解きの冒険へ！
吹き替え版日本初放送！
ミステリーの女王アガサ・クリスティーによるノンシリーズの名作をイギリスの俳優ヒュー・ローリー脚本、演出でドラマ化した話題作。崖から転落死した男が残した謎の言葉の解明に、幼なじみの素人探偵コンビが挑むロマンスとユーモアを交えた冒険ミステリー［全３回］
１９３６年、イギリス、ウェールズの海岸沿いの村マーチボルト。ある日、牧師の息子で海軍を退役したボビー・ジョーンズが、崖から転落したらしい男性を発見。ひん死の男性は「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか？」という謎の言葉を残し息絶えた。ボビーは男性の所持品に美しい女性の写真があるのを見つけるが、ほかに身元を示すようなものはなかった。ボビーの幼なじみで久しぶりに地元に戻ってきた伯爵令嬢フランキー・ダーウェントは事件に興味津々。やがて所持品の写真から男性の身元が判明し事故死として処理されるが、新聞に掲載されたその写真はボビーが見たのとは別人のものだった。さらにボビーの周辺で不可解な出来事が起こり始め、あれは殺人だったと確信したボビーとフランキーは事件の謎の解明に挑むことに。賢くも無謀で危なっかしい素人探偵２人の冒険は真相にたどりつけるのか？
［原題］ Why Didn't They Ask Evans?
［制作］ ２０２２年 イギリス
出演者・キャストほか
ロバート（ボビー）・ジョーンズ (ウィル・ポールター Will Poulter ［声：浪川大輔］)
フランシス（フランキー）・ダーウェント (ルーシー・ボイントン Lucy Boynton ［声：川庄美雪］)
ノッカー・ビードン (ジョナサン・ジュールズ Jonathan Jules ［声：櫻井トオル］)
ロジャー・バッシントン・フレンチ (ダニエル・イングス Daniel Ings ［声：小松史法］)
シルヴィア・バッシントン・フレンチ (エイミー・ナトール Amy Nuttall ［声：藤貴子］)
ヘンリー・バッシントン・フレンチ (マイルズ・ジャップ Miles Jupp ［声：山本格］)
ジェームズ・ニコルソン博士 (ヒュー・ローリー Hugh Laurie ［声：木下浩之］)
モイラ・ニコルソン (メイヴ・ダーモディー Maeve Dermody ［声：牛田裕子］)
アメリヤ・ケイマン (モーウェナ・バンクス Morwenna Banks ［声：日野由利加］)
レオ・ケイマン (リチャード・ディクソン Richard Dixon ［声：浦山迅］)
エンジェル／謎の男 (ニコラス・アズベリー Nicholas Asbury ［声：遠藤純一］)
トーマス医師 (コンレス・ヒル Conleth Hill ［声：丸山壮史］)
ジョーンズ牧師／ボビーの父 (アリスター・ペトリ Alistair Petrie ［声：広瀬彰勇］)
ジョージ・アーバスノット (ジョシュア・ジェームズ Joshua James ［声：川本克彦］)
マーチャム伯爵／フランキーの父 (ジム・ブロードベント Jim Broadbent ［声：佐々木省三］)
マーチャム伯爵夫人／フランキーの母 (エマ・トンプソン Emma Thompson ［声：駒塚由衣］)
転落死した男性 (レオン・オッケンドン Leon Ockenden ［声：石黒史剛］)
