【時事】INTERNET Watch記事「KADOKAWAとニコニコ、「ランサムウェアを含む大規模なサイバー攻撃」と詳細を発表」【えらいことに】

ランサムウエアから会社を守る ~身代金支払いの是非から事前の防御計画まで

2024年6月14日 17:44
KADOKAWAとニコニコ、「ランサムウェアを含む大規模なサイバー攻撃」と詳細を発表 INTERNET Watch
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1600287.html

internet.watch.impress.co.jp
 
 一週間前の6月8日から始まったカドカワへのサイバー攻撃云々ですが、予想よりもはるかにえらいことになっている模様です。

 以下引用だらけでお送りします。
 

ドワンゴの発表によれば、KADOKAWAグループ企業のデータセンターがランサムウェアを含むサイバー攻撃を受け、相当数の仮想マシンが暗号化され、利用不能になったという。


 ドワンゴでは、攻撃が社内ネットワークにも及んでいることが判明したことから、社内業務システムの一部を利用停止し、社内ネットワークへのアクセスを禁止。6月9日に警察へ連絡および外部専門機関へ打診するとともに、ドワンゴでは歌舞伎座タワー内のオフィスを閉鎖。6月12日には、関東財務局(金融庁)に障害発生を報告した。6月14日時点では、段階的な復旧を目指し、被害状況の確認と復旧手順の策定を進めているという。


 サイバー攻撃は、発覚後も繰り返し行われ、遠隔でプライベートクラウド内のサーバーをシャットダウンした後も、第三者がさらに遠隔からサーバーを起動させて感染拡大を図るといった行動が観測された。そのため、ドワンゴではサーバーの電源ケーブルや通信ケーブルを物理的に抜いて封鎖し、社員の出社も禁止。社内ネットワーク、社内業務システムも停止している。

 

 攻撃の影響として、KADOKAWAでは、出版事業、ニコニコなどウェブサービス事業、MD事業、経理業務への影響を発表した。国内における紙書籍の受注システム、デジタル製造工場・物流システムの機能が停止していることから、受注停止、生産量の減少と物流の遅延が起き、出荷数量が減少している。


 また、国内の紙書籍や電子書籍の編集・制作支援システムの一部機能が停止していることから、電子書籍を含む一部新刊の刊行や、重版制作が遅延することが見込まれるとしている。

 
 えらいことになっとります……

 ネット民の大半は「うひゃ~、ニコニコ動画が見れない~、困る~」とニコニコの事しか気にしていなかったり、のん気に「攻撃にケーブルを引き抜いて対処するなんてカッコイー」とか言っているようですが……

 「出版事業」も影響があるとのことですから、今後数か月、雑誌や小説などがまるで発売されないとかありうるのでは…… それよりヤバいのは「経理システム」まで影響が出ていること。「会社」が「お金」を使えなくなりそうて、生き物が呼吸ができないようなもんじゃん?

 状況は違いますが、グリコが社内のシステムの障害で商品が出荷できないとかいうトラブルが延々続いているわけです。カドカワは攻撃を受けてのトラブルだからもっと悪い。

 今後「あれ、少年エースの今月号が発売されない……、だと?」とか的に、「あれ? (※ここでカドカワが関わっていて、かつ、無くなると自分が困るものを何でも思い浮かべること)がダメになっただと?」と、動画どころの騒ぎではない影響がもっとドカドカ出てくるんじゃなかろうか?


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