感想:アニメ(新番組)「Back Street Girls -ゴクドルズ-」第1話

Back Street Girls(1) (ヤンマガKCスペシャル)

TVアニメ『Back Street Girls バックストリートガールズ』公式サイト http://backstreetgirls-anime.toeiad.co.jp/
放送 BS11

【※以下ネタバレ】
 

ヤングマガジン」(講談社)にて大人気連載中の
『Back Street Girls -ゴクドルズ-』(ジャスミン・ギュ著)
がまさかのアニメ化!
極道渡世に身も心も捧げた生粋の極道3人が、
性転換&全身整形してアイドルデビューすることに!
仁義なきアイドル渡世コメディ!
かわゆいアイドルに姿かたちは変われども、
身にしみついた極道の生き方が行く先々で
嵐を巻き起こす!?

 

第1話 (2018年7月3日(火)深夜放送)(最速放送)

 

あらすじ

#1「わしらアイドル始めました。」

 犬金組の若手三人健太郎・リョウ・カズは、責任をとても取り切れないような、あまりにも凄い事をやらかしてしまった。そんな三人に組長は、儲かるというアイドル事業に進出したいので、三人にタイで性転換&全身整形してアイドルになれと命じてくる。そしてそれが嫌なら内臓を残らず摘出するという話になり、三人は泣く泣くアイドルの道を選ぶ。

 そして一年後。三人は徹底した洗脳と修行を経て「路地裏アイドルグループ」の「ゴクドルズ」としてデビューし、それなりのファンを獲得していた。外見は変わろうと内心は極道のまま、のつもりだったが、洗脳のせいですっかり精神もアイドル化してしまっていた。



#2「親分! 先生? プロデューサー!?」

 犬金組長は、ゴクドルズの歌の作詞家として先生気分。健太郎は組長におそるおそる、かつて交わした杯はまだ有効かと尋ねるが笑い飛ばされ、失意でやけ酒をかっくらう。そしてそれを組長に見つかってけりをいれられてしまい、もう何が何だかわからないと嘆く。



#3「甘酸っぱい思い出」

 今までに幾多のアイドルをトップに育て上げたという伝説的マネージャー「マンダリン木下」が、ゴクドルズにつくことになった。木下はすぐさまゴクドルズが「人にやらされているだけ」「内面の可愛さが全くない」と鋭い指摘を連発する。そして三人から内面の可愛さを引き出そうと、過去の体験から甘酸っぱい気持ちを思い出すように誘導するが、三人は極道の悲惨な思い出しか浮かばず号泣する。



#4「わかってくれてる」

 マンダリン木下は、ゴクドルズの三人に個性つけのためのキャラ設定を提示する。その指示を聞いていた三人は、恩人の「カシラ」の話を思い出し、感激して思わず木下に縋り付くのだった。



#5「打倒!! ヤクザ!!」

 ゴクドルズが握手会をやっていると、一人のファンが絡んできた。よく見るとその男は犬金組と対立する小黒田組の組長だった。三人がかつての因縁を思い出して怒りに震えていると、周りのファンたちが小黒田が痴漢を働いていると勝手に誤解して、小黒田を取り押さえてしまう。小黒田は指名手配中の身で、この件でゴクドルズは図らずも全国デビューを果たすことになるのだった。


脚本:山川進 絵コンテ・演出:今 千秋
作画監督:梶谷光春

感想

 評価は○。原作はヤンマガで連載している漫画、らしいです(読んだこと無し)。

 30分枠でショートアニメ五連発という構成で、どうやら原作の一週分を一話にして、それを次から次へと放送しているみたい。テンポが良くて退屈しません。ちなみに製作はJ.C.STAFFなのに、全然絵を動かす気配がなく、止め絵をずらしているだけみたいな作りで、フラッシュアニメというのですか、ああいう感じです。まあバカコメディだからそれでも問題なし。

 外見は可愛いアイドルなのに、心の声は小野大輔日野聡興津和幸のドスの利いた声、というのもミスマッチで面白い。ちなみに三人の外側(?)の声を担当する三人は誰一人知りません……、若手をベテランで囲んで盛り立てるというスタイルですね。

 話はバカバカしくて面白いので気に入りました。今後も視聴予定。
 
 

Back Street Girls -ゴクドルズ-


制作会社
J.C.STAFF


スタッフ情報
【原作】ジャスミン・ギュ(「ヤングマガジン講談社刊)
【監督】今千秋
【脚本】山川進
【音響監督】明田川仁
【音響制作】マジックカプセル



音楽
【OP】ゴクドルズ虹組「ゴクドルズミュージック」


キャスト
山本健太郎小野大輔
立花リョウ:日野聡
杉原和彦:興津和幸
アイリ:貫井柚佳
マリ:前田佳織里
チカ:赤尾ひかる
犬金組長:藤原啓治

 
Back Street Girls(2) (ヤンマガKCスペシャル)