感想：小説「ヴラト降臨」（宇宙英雄ローダン・シリーズ 376巻）

　小説「ヴラト降臨」（宇宙英雄ローダン・シリーズ 376巻）の感想です。

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■データ（公式）
http://www.amazon.co.jp/dp/415011756X/
ヴラト降臨 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-376 宇宙英雄ローダン・シリーズ 376) (文庫)
H・G・フランシス (著), 工藤稜 (イラスト), 嶋田洋一 (翻訳)
文庫: 256ページ
出版社: 早川書房 (2010/5/10)
ISBN-10: 415011756X
ISBN-13: 978-4150117566

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■宇宙英雄ローダン・シリーズ[376]巻

　日本で発売されている小説では最長を誇るＳＦ「宇宙英雄ローダン･シリーズ」の一冊です。

発売　　＝ 2010/05/07
サイクル＝第12サイクル「アフィリー」

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◆７５１話　ヴラト降臨（Ｈ・Ｇ・フランシス）（訳者：嶋田洋一）

　ローダンたちは銀河系解放に太陽の使者ヴラトの伝説を利用するため、ヴラト信仰の盛んな惑星『デンモルクII』に向かった。しかしデンモルクIIではローダンたちを予想もしない事態が待ち受けていた！！

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　基本的にひどい話。権力争いに裏切りの連続で、読んでいて滅入って来ました。結末は多少は救われましたが・・・　ローダンたち《ソル》の乗組員は銀河系解放に燃えているのに、当の銀河系住民は「今の公会議体制で問題無いよ」という意識で、あまりにも溝がありすぎるのが読んでいて辛い。

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◇７５２話　対立（Ｈ・Ｇ・フランシス）（訳者：嶋田洋一）

　ローダンはアトランと１２０年ぶりに再会した。早速ローダンはアトランに公会議との戦闘への支援を要請するが！？

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　シンプルなタイトルですが、原題も同じです。フランシス先生、執筆当時は疲れていて真面目にタイトルを考える気力が無かったのでしょうか。タイトル通り、ローダンとアトランの大喧嘩が勃発し、このまま内輪もめのうちに自滅しそうな雰囲気で先行き不安です・・・

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★表紙絵