感想:アニメ(新番組)「アイアンマン」第1話「アイアンマン、来日」

アイアンマン DVD-BOX(4枚組)

 アニメ「アイアンマン」の感想です

■アイアンマン アニマックスで世界初放送
http://www.animax.co.jp/marvelanime/

 CS放送・アニマックスでの視聴です。


■概要

 映画「アイアンマン」シリーズに連動したアニメ。時期は2作目の後、場所は日本を舞台としたオリジナル編。


■キャスト
トニー・スターク : 藤原啓治
ペッパー・ポッツ : 岡寛恵
黒田防衛大臣石塚運昇
田中知佳 : 本田貴子
太田七海 : 伊藤静

第1話 『#1:アイアンマン、来日』


■あらすじ

 アイアンマンことトニー・スターク(声:藤原啓治)が突然日本にやって来た。彼の目的は、燃料が不必要で環境問題もゼロという夢のエネルギー施設「アーク・ステーション」を完成させること。またスタークはアイアンマン引退を決意しており、既に量産型の「アイアンマンDio」(ディオ)を開発し、着用者の訓練も進めさせていた。

 ある日スタークは日本国民向けのイベントで自らアイアンマンディオを着用し性能をアピールするが、突然謎の光でめまいを起こし墜落した。さらにディオを着た訓練生が暴走し始めた。スタークは何者かがディオの着用者を洗脳していた事に気が付く。スタークはオリジナルのアイアンマンで飛び出しディオを取り押さえるが、そこにサソリ型巨大ロボット「スコーピオン」が現われ「ゾディアック」なる名前を口にする。スタークはスコーピオンを破壊するが、ディオは着用者を残して消えていた。


■感想

 映画はどちらも未見で、基本設定を知っている程度の知識で視聴開始です。主人公のスタークが異国日本で奮闘するというあたり、なんとなく「007は二度死ぬ」(日本が舞台のビックリ映画)を思い出しました。

 お話のテンポは滅茶苦茶速いです。スタークがいきなり日本にきて、「アークステーションが・・・」「アイアンマンは引退するつもりです」「量産型なのに凄い性能だ」「ゾディアックが・・・」と猛スピードで駆け抜け、息をつくひまも無い、という感じ。しかし駆け足ではあるものの理解に困難は無いレベルですし、ダラダラやられるよりはいいですね。

 絵柄は映画版とイメージが異ならないように実に濃い目ですが、アメコミが原作だと思えばこれも特に気にならず。スタークの声は映画版の吹き替えを担当している藤原啓治氏で、そちらも安心(ただし若手新聞記者の声が伊藤静さんなのが、失礼ながらなんとも場違いな感じが・・・)。

 アイアンマンはCGで描かれているそうですが、もう実用上全く問題なし。人間らしい動きをしつつカチッとした質感を見事に表現しています。

 という事で、第1話は全く問題なし、今後に期待できる仕上がりでした。シナリオが今後もこれくらいのレベルで書かれているなら、かなり面白いかも。