感想:映画「ディセント2」(2009年:英)


 12/4(土)にWOWOWで放送した映画。


■概要

 地底洞窟怪物襲撃スプラッタホラー。15禁映画。


■あらすじ

 アメリカ・アパラチア山脈。冒険好きの女性6名が洞窟に入ったまま行方不明になるが、ただ1人「サラ」だけ血まみれの姿で道路を彷徨っているところを発見された。サラは過去2日間の記憶を失っていたが、保安官はサラを無理やり捜索に同行させ、廃鉱から地下洞窟に入り込むが・・・


■感想

 前作未見。聞くところによると『女性6人の素人探検隊が地下洞窟に入ったものの遭難してしまう。しかも彼女たちがここにいることは誰も知らない。パニクッた6人をさらに地底生物が襲撃し・・・』みたいなお話らしいです。

 たしか ITMedia で読んだ前作のDVDレビューでは「死ぬほど怖い」ような事を書いてあったので、続編のこっちも「5分に1回は悲鳴をあげるような恐怖映画」かと怯えながら見たのですが・・・、うーむ、微妙。

 少なくとも怖くは有りません。お話は予想通りで、救助隊が地下洞窟に入っていったら、謎の地底生物(地底人?)に襲撃されて、あっという間に血まみれに・・・、という展開。話にメリハリは無く、地下に潜ったら、あとはひたすら地底人の襲撃がダラダラ続きます。もっとビクッとする様な演出かと思いましたが、特に・・・、怖い顔の地底人が吼えながら襲ってくるので、のんびり見るというわけにはいきませんが、そんなに恐ろしくは無いです。

 何故15禁かといえば、それはとにかく安易に血が出るからでしょう。地底人が人間の喉笛を食いちぎって、鼓動のたびに血がピュッピュッと吹き出るとか、逆に地底人の頭にビッケルを叩き込んでやって血がピュ(中略)とか、生々しい死体から血がだらだら流れてきて顔にかかるとか、とにかく嫌な感じで赤い水がダラダラ流れるので、まあ15禁というのも仕方ないかなぁと。

 ちなみに、オチはかなり意表をついていますが、正直「なんじゃこりゃ?」なので、「ふざけんな」って気持ちになりました。どうせホラー系映画でフェイントをかけるなら、先輩の「初代 13日の金曜日」の鮮やかさを見習えと言いたい(あれは知識が無かったのでテレビの前でビクッと飛び上がった)。

 ということで、ズバリ「B級映画」です。あんまり期待しないほうがいいと思いますが、「血が出て人がバタバタ死ねば、あとはもう何でも良いや」とかいう心の広い人ならまあOKかもしれません。