感想:映画「メメント」(2000年:米)


 今年(2011年) 2/10(木)に、今は無きNHK BSハイビジョンで放送した映画。字幕。


■概要

 サスペンス映画。主演はガイ・ピアース。監督は「ダークナイト」とかで有名なクリストファー・ノーラン


■あらすじ

 主人公レナード(ガイ・ピアース)は、強盗に妻を犯されて殺され、さらに自分も殴られて脳に障害を負い、怪我以降10分しか記憶が保てないようになってしまった。その状態でレナードは憎い犯人を探しつづけていた。ポラロイド写真と写真に書いたメモで事実を記録し、重要な事柄はイレズミとして残しながら、犯人「ジョン・G」を探しつづけていたが…


■感想

 超有名な「結末から始まって、一番最後に最初のシーンに戻る」映画。まずいきなりクライマックスシーンで、主人公の設定も場面の意味も解らないところから始まり、そこから少しずつ前に遡っていきます。まずクライマックスを流し一旦切る、続いて少し遡ったシーンを数分流しクライマックスに入るところで切る、さらにまた遡りさっきのシーンに続くところまで数分流して切る…、を延々繰り返し。

 で、感想ですが、「おいおい」です。でもネガティブな意味ではなく、良い意味で「おいおいおい、そういう話だったのかよ〜」という驚きですね。最初ははっきりしていた人間関係が、話が遡って事情が解るにつれて「アレアレアレ?」と困惑する状況になっていき、これは一体…、と思っていたら、最後の最後に想像を越えたちゃぶ台返しが待っているという…

 これは何も情報を仕入れないまま視聴するのが良ですね。私は何も知らないまま見たので大満足です。