アニメ「STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)」の感想です。
■TVアニメ『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』公式サイト
http://steinsgate.tv/index.html
CS放送・AT-Xでの視聴です。
第2話 時間跳躍のパラノイア
■あらすじ
倫太郎は紅莉栖が生きている事に驚愕する。しかも今回の講師は紅莉栖で、タイムマシンをテーマにするといい、そしていきなりタイムマシン否定から話を始める。怒った倫太郎は思わず論争を仕掛けるが、理詰めで完璧に叩きのめされてしまった。
夜、倫太郎はネット掲示板「@チャンネル」に「未来人ジョン・タイター」を名乗る人物が現われ、「『SERN(セルン)』(スイスにある研究所)がタイムマシンを開発し、未来世界を支配している」云々と書き込んでいるのを見つける。しかも倫太郎の記憶とは違い、西暦2000年にタイターが現われたという事実は無くなっていた。
やがて倫太郎は秋葉原で「桐生萌郁」(きりゅう・もえ)(声:後藤沙緒里)という女性から、古いPC探しを頼まれる。至によれば、それは「IBN5100」という約30年前の稀少PCで、秋葉原に1台あるかないかという幻の機械らしい。
倫太郎と至はラボで懲りずに「電話レンジ(仮)」(−かっこかり)の実験を行なうが、バナナはレンジから消え、ゲルバナナになりつつ、ちぎったはずの房に戻っていた。意外な結果に驚く二人の前に、何故か紅莉栖が現われる。
■感想
ウッハー、たまらん。「ムー」で小説を連載したらこんな感じだろう、的な内容にもうKO負け状態。ジョン・タイターがどうとかIBM、じゃねぇIBNがどうとか、もうメロメロ。「世紀末オカルト学院」に続いてムーが監修しているのかと思ってしまうくらい。
さらに、倫太郎って私が知る限り宮野真守氏の最高の当り役です。「オレがガンダムだ」とかのヒーローより、厨二病患者の演技の方がこんなにぴったりだなんて。
密度がめっちゃ濃くて見るのに気合が必要ですが、今年春アニメの中では3本指に入る当りですな(あとの二つは「X-MEN」と「タイガー&バニー」)
★蛇足
一応書いておくと、西暦2000年頃にアメリカのネットにジョン・タイターが現われて云々、というのはホントの話です。いや、別に「タイターがタイムトラベラーだったのはホント」という事ではないのですが、とにかくそういう事件があって、世のオカルト好き(とオカルトライター)に格好のネタを提供してくれたのでした。タイターがIBMの古いPCを求めていたというのも作品に反映されてますね。