感想:特撮「ウルトラQ ハイビジョンリマスター版」第26話「燃えろ栄光」


 特撮「ウルトラQ ハイビジョンリマスター版」(全28話)の感想です。

ウルトラQ ハイビジョンリマスター版|ドラマ|WOWOWオンライン
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 衛星放送のWOWOWでの視聴です。

第26話 燃えろ栄光


■あらすじ

 プロボクサー「ダイナマイト・ジョー」は、対戦相手をことごとく予告したラウンドでKOし、今や国民的スターとなっていた。そんなジョーのマスコットは、学名「アリゲトータス」という種類の深海生物で、名前を「ピーター」といった。アリゲトータスは、冷たいと体が縮み、熱くなると巨大化する不思議な性質を持っていた。

 ある日、ついにジョーの世界王者への挑戦が決定した。ところがジョーは対戦一週間前に突然失踪してしまう。万城目たちは、あるホテルのショーに出演しているピエロがジョーだと気がつき、事情を聞く。ジョーによれば、今まではピーターが勝利するラウンドを教えてくれていたが、今度の試合では負けると予言したというのだ。万城目は別にピーターに予言能力があるのではなく、ジョーが自分に暗示をかけていただけと説明するが、ジョーは聞き入れない。さらに、ジョーはボクシングで目を痛め、もう見えなくなってきていると弱音を吐く。

 ある夜。ピーターが落雷で発生した火事の熱で巨大化してしまった。ジョーは決死の覚悟でピーターを海に誘導した。その後、ジョーはピエロを辞め、自信に満ちた顔つきで歩き去っていった。完。


■感想

 なんというか、最後まで何処に転がっていくのか読めないドラマでした。深海生物がドラマにどう関わってくるのかと思ってドキドキしていましたが・・・、最後まで全く関わってないやんけ。ピーターの「予言能力」は万城目の説明した通り単に思い込みらしかったし、深海生物を持ち出さなくても、愛犬でも愛猫でも火事から助ける→それをきっかけにやる気を取り戻す、という話でも成立してしまうのでは。

 つまらなかったとは言いませんが、それはボクサーの人間ドラマが面白かったのであって、深海生物云々の設定は全く上手く組み込めていませんでしたね・・・、うーん。