感想:アニメ「セイクリッドセブン」第1話「イシの目覚め」


 アニメ「セイクリッドセブン」(全12話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

セイクリッドセブン
http://www.sacred7.jp/

 CS放送・AT-Xでの視聴です。
(地上波放送:2011年7月〜9月(全12話))


■概要

 TVオリジナルアニメ。ジャンルは、多分ヒーローアクション物です。


■キャスト
丹童子アルマ:寺島拓篤
藍羽ルリ:中島愛
輝島ナイト:岡本信彦
鏡誠:入野自由
伊藤若菜伊藤かな恵
ラウ・フェイゾォイ:野水伊織
研美悠士:小西克幸
鬼瓦:大川透
山口揚羽:山口理恵
赤崎七海:赤崎千夏

第1話 『#01 イシの目覚め』


■あらすじ

 「丹童子(たんどうじ)アルマ」は、過去暴力事件で十数人を半殺しにした事で周囲から怖れられていたが、(空気の読めない)「鉱石部」の部長「伊藤若菜」だけは普通にアルマに接し、部に勧誘していた。ある日、アルマを財閥のCEO「藍羽ルリ」と執事の「鏡誠」が訪ねてくる。ルリは「アシ(悪石)」という怪物と戦うには、アルマが隠している力が必要だというが、力を疎ましく思っていたアルマは二人を追い返す。やがて街にアシの「メデューサ」が現れ暴れ始めた。誠はロボット兵器を繰り出して戦うが、まるで歯が立たない。騒ぎを知ったアルマは街に来るが、やがて怪物化してしまい、アシと戦いを始める。ルリはアルマに正しい力の使い方へと導き、真の力に目覚めたアルマはアシを倒す。

 騒ぎの翌日、アルマは鉱石部に入るため部室を訪れるが、何故かルリと誠がいて、アルマの側にいるため、ルリが学校を買い取って理事長になり、誠は生徒会長になったと知らされる。


■感想

 て、展開はえーっ! 物凄い密度でオタ的なストーリーがバリバリと展開されます。あまりの速度にめまいのような物を感じつつ「そろそろ次回に続く、あたりかな」と思ったら、アイキャッチが出てきてAパートがようやく終ったところだと解って驚愕しました。すごい詰め込みぶりです。

 ストーリーは、世界観の説明をはしょりまくっている上に、「黒執事」もどきは出るは、メイド戦士部隊は出るわ、21世紀版ガンヘッドが出るわ、主人公はガオガイガーの主役みたいなキャラに変身するわ、とオタ要素満載なのですが、特に不快感は感じなかったですね。また、この超高速早回し高密度展開にも関わらず、最後は「チャンチャン」というオチまでつけているしなぁ、凄いよ今回の脚本。

 まあ、そこそこは面白そうなので、視聴継続です。しかし全1クールでヒーロー物ってのは企画的に無理だと思いますけど。