感想:アニメ「宇宙戦艦ヤマト2199」(プレミア先行放送)第1話「イスカンダルの使者」


 アニメ「宇宙戦艦ヤマト2199」の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

宇宙戦艦ヤマト2199
http://yamato2199.net/

>新たなるクリエイターたちが結集してストーリーを再構築、最新技術を駆使して制作されたTVアニメの名作「宇宙戦艦ヤマト2199」。これはリメイクという一言で言い表せないほど、オリジナルを大きく超えた完全新作アニメーションである!

>西暦2199年、外宇宙から飛来した謎の星間国家(ガミラス)による侵略のため、地球は滅亡の危機に瀕していた。ガミラスに占拠された冥王星より放たれた遊星爆弾の攻撃により、地球は赤く焼けただれ、人類滅亡までに残された時間はわずか1年と迫る。大マゼラン銀河の彼方にある未知の星イスカンダルからのメッセージに導かれ、人類最後の希望を背負い、「宇宙戦艦ヤマト」は今発進する。アニメ史上に輝く金字塔「宇宙戦艦ヤマト」がついに蘇る!

 CS放送・ファミリー劇場での視聴です。


■概要

 初代ヤマトのリメイク。明日(4月7日)から劇場公開されるものの先行放送(1話だけですけど)。


■キャスト
小野大輔(古代進)
鈴村健一(島大介)
桑島法子(森雪)
菅生隆之(沖田十三)


第1話 イスカンダル使者


■あらすじ

 西暦2199年。地球は8年前から異星人ガミラスとの戦争状態にあった。ガミラス冥王星から打ち込んでくる遊星爆弾によって地表は汚染され、人類は地下都市を建設して避難していたが、汚染は徐々に地下にも進行しつつあった。


 地球艦隊は敵の目からある事を隠すため、陽動として冥王星沖でガミラス艦隊と交戦した。陽動作戦は成功したものの、沖田司令官の指揮する旗艦を除いて艦隊は壊滅した。一方、地球側が隠そうとしていたのは、太陽系外からやって来た一隻の宇宙船だった。火星で待機していた古代進と島大介は、火星にやって来た船とコンタクトしようとするが、船は空中で爆発し、脱出艇が飛び出したものの乗員の女性は既に死亡していた。古代たちは彼女が持ってきたカプセルを回収し、沖田の旗艦に合流した。


 沖田たち上層部は謎の「ヤマト計画」を進めており、古代たちが回収したカプセルがその計画の鍵となるはずだった。やがてガミラス偵察機が地球に出現し、古代たちは新型艦上戦闘機コスモゼロで迎撃するが、不調のため取り逃がしてしまう。墜落した古代たちは、大昔の戦艦の残骸が地面に埋まっているのを見つける。



■感想

 という事で新生ヤマトの第一話です。先代に比べて若手キャラたちがえらく可愛くなっています(古代とかはもちっと濃い顔でも良いのではないかと思う)。メカデザインは基本的に先代と同じで、描写を今風にしています。ガンダムユニコーンとか)で既にやっている手法ですね。まあその辺りは変にいじられると嫌なので、この路線はOK。


 ストーリーもほぼ同じですが「既にイスカンダルとは前から話がついていた」という事にして、シャキシャキ進めるようにしていましたが、これも特に違和感とかは無し。ただ、、沖田と古代守の別れのシーンってあんなにあっさりだったかとやや不満が残りました。確か先代は、守が「戦いまくって死ぬべきだ」と訴えたのに対して、沖田が「明日のために耐えろ」というやりとりではなかったでしたっけ? そこだけがちょっと気になりました。


 しかしまあ、第1話を見る限り、十分満足のいく内容でした。大昔のヤマトオタも最近のファンも等しく楽しめる内容になっているという感想です。出渕総監督が「オレ以上のヤマトオタはいない」とか豪語していて、なんかオタ精神溢れるトホホないじりかたをされていないかと危惧していましたが、その辺りは大丈夫でした。テレビ放映が待ち遠しいな。2013年以降でしたっけ?