感想:アニメ「ジュノー 広島で救護したスイス人医師」(2010年)(放送:2012年8月6日)


 アニメ「ジュノー 広島で救護したスイス人医師」の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■公式サイト:長編アニメーション作品【ジュノー】
http://www.junod.jp/

 NHK Eテレでの視聴です(放映:2012年8月6日 9:00〜10:05)


■概要

 広島原爆投下の日にあわせた特別番組として放送。

〇ジュノー | NHK 夏の特集番組・注目番組 夏ナビ
http://cgi2.nhk.or.jp/navi/detail/index.cgi?id=12n220120806

>被爆直後の1945年9月に広島に入り、連合国軍から交渉で勝ち得た医療品で被災者支援にあたったスイス人医師がいたことはあまり知られていません。その医師の名前はマルセル・ジュノー(1904-1961)。


>ジュノーは、赤十字国際委員会(ICRC)の駐日代表としてシベリア満州を経て8月9日に東京に着任していました。原子爆弾による被害を聞くや、同僚を広島に送り込み状況を報告させます。そして、その凄まじい破壊の報に接するや連合国軍司令部に乗り込み、マッカーサーから医療物資15トンの供出を認めさました。当時の日本では入手が困難な貴重な医薬品も含まれていて、1万人の患者が1か月間治療するだけの量だったと言われます。


>「ジュノー」は、広島平和記念公園にある石碑を訪ねた女子中学生ふたりが、ジュノーが生きた時代に突然タイムスリップすることから始まります。そして、エチオピア戦争、スペイン内戦、そして広島など、戦地に赴くジュノーに寄り添いながら物語が展開。戦争と暴力が支配した時代の中、人道支援に奔走したひとりの医師の軌跡をたどります。

■キャスト
マルセル・ジュノー 家中宏
美依 豊崎愛生
優子 高垣彩陽
ダグラス・マッカーサー 小川真司


■あらすじ

 美依と優子は中学の修学旅行で広島平和記念公園を訪れ、公園の片隅で「ジュノー博士」の顕彰碑を見つける。その瞬間二人は奇妙な光に包まれ、気がつくと、幽霊のような状態で1935年のフランスにタイムスリップしていた。二人はそこで働いていたジュノー医師を見つけ、以後光に導かれるままに、ジュノーと共に戦火のエチオピア、スペイン、ヨーロッパ、日本、と移動し、ジュノーの活躍を目にする。二人は日本でジュノーがマッカーサーに愛と勇気が大事だと言っているのを聞き、自分たちがクラスメートのいじめや友人同士のケンカから目をそむけている事を反省する。そして二人はジュノーの顕彰碑の側で目覚める。


■感想

 知られざる偉人の伝記アニメ。教育アニメの類ですが、まあまあ面白かった。ヒロインの声が豊崎愛生高垣彩陽というのは、子供(もしくはオタ)に興味を引かせるための配役でしょうか。まあ、純粋に演技力だけで選んだのかもしれませんけど。