感想:アニメ「ファイ・ブレイン 神のパズル(第2シリーズ)」第25話(最終回)「無限のパズルを解き放て!」(2012年9月23日放送)


 アニメ「ファイ・ブレイン 神のパズル(第2シリーズ)」(全25話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

NHKアニメワールド 「ファイ・ブレイン 〜神のパズル」
http://www9.nhk.or.jp/anime/phibrain/index.html

サンライズ公式サイト「ファイ・ブレイン 〜神のパズル」
http://www.phibrain.net/

 NHK Eテレでの視聴です(放送:毎週日曜17:30〜18:00)。

第25話(最終回) 無限のパズルを解き放て!


■あらすじ

 カイトはフリーセルが作った「神のパズル」の「ダブルミラーチェイス」でフリーセルと対決する。このパズルは合わせ鏡の様な構造物を舞台に、カイトがフリーセルを捕まえるパズルだった。つまり、カイトがフリーセルの行動の先を読めなければ、永遠にパズルは終らない。ギャモンはこのパズルに悪意や殺意が感じられないことをいぶかしむが、やがてフリーセルとカイトの思考が急加速してゆき、二人はフリーセルの狙い通り「閉じた世界」に入り込んでしまった。このまま戦いを止められなければ二人とも限界を超えてしまうが、止める方法が無い。しかしノノハの外からの叫びを耳にして、カイトは正気に戻って「閉じた世界」から抜け出した。そしてカイトはついにパズルに勝利し、フリーセルを捕まえた。

 ところがパズルバトルが終ってもフリーセルの心は「閉じた世界」から戻らず、また負けたにもかかわらずリングは崩壊しないままだった。オルペウス・オーダーのメンバーはその状態のフリーセルを引き取ろうとするが、カイトはノノハの指示でフリーセルが母親から託されたペンダントのパズルを解くことにした。そしてパズルが解け、フリーセルが望んでいた「カイトと共にパズルを解く」という約束が果たされた時、フリーセルは正気に戻り、リングは崩壊した。

 戦いの後、フリーセルたちはクロスフィールド学園に、カイトたちはルート学園に、それぞれ戻り、日常が帰ってきた。カイトはPOGから「愚者のパズル」解放の依頼が入ったことに喜ぶが、ノノハがそれに文句をつけたりして、ドタバタしながらおしまい。


■感想

 放映前だったかに監督が「オープニング映像に今後の展開の重要な手がかりがある」云々と語っていましたが、「髪を下ろしたノノハ」とか「合わせ鏡状態で立つカイトとフリーセル」とか「子供のフリーセルに手を差し伸べるカイト」とか、なるほどそういう意味だったのか的シーンが満載だったのですね。

 前シリーズと違い、ラストステージの「神のパズル」で戦う目的が、世界云々ではなく、その対極の「フリーセルがカイトにかまって欲しかっただけ」という小さな小さな理由というのが、それはそれで面白かった。まあ確かに最初からフリーセルはひたすら「カイトとの約束」云々って言いつづけてましたもんね。最後にレギュラー皆で(定番ながら)ドタバタしながら締めるラストシーンも良かった。

 そして、最終回で驚喜のお知らせがっ!! なんと2013年に第3シリーズの放送が決定ッッ!! ウッヒョー! 嬉し〜! 正直、NHKの番組で人気をどうやって測定しているのか良く解らないし(視聴率なんか気にしているとは思えない)、このアニメのDVDとかグッズが売れているとも全く思えないのですが、とにかく人気が有って続きが見れるというのはホントに嬉しい。多分一年後の2013年10月スタートだと思いますが、その時までワクワクしながら待ってます。


■もっとX2神のパズル

 テーマは「ダブルミラーチェイス」(劇中に出てきた架空のパズル)。

 今回は最終回だからか、カイト・ギャモン・ルークの掛け合い漫才のレベルが高く、ルークがPOGの通販番組の売れ行きが悪いことを嘆くのですが、売っている商品は「愚者のパズル」で、それを聞いてカイトが突っ込みを入れるものの、ギャモンの方は思いっきり買う気を示して食いついてくるとか、アホの一言でした。


★おまけ

サンライズのサイト 新着情報|ファイ・ブレイン 〜神のパズル オルペウス・オーダー編
http://www.sunrise-anime.jp/news/phibrain2/#5740

>2012.09.23
>TVアニメ『ファイ・ブレイン 〜神のパズル』
>2013年、第3シリーズ放送決定!

>「パズルタイムは終わらない!」
>2013年、『ファイ・ブレイン 〜神のパズル』第3シリーズの放送が決定いたしました!
>「ファイ・ブレイン」らしい、驚きに満ちた物語をお届けすべく、鋭意制作進行中です!
>新たなカイトたちの物語にご期待ください!