発売日:2013年10月16日(毎月16日発売)
(※以下、雑誌の内容に触れていますのでご注意ください)
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この街は神さまの庭 かねもりあやみ
>京都の西方を守る四神・百虎。人間との恋はNGという彼に、清楚な乙女が恋をして…!?
一見チャライ系の神様は花屋で働いていて女性客に大人気。ところがある日清楚系の女子大生からマジのラブレターを渡されてしまって…
いやー、これ良いわぁ。絵はクラシックというか正直大して魅力はありませんが、話の進め方が絶妙です。先の展開が楽しみ。
文明開化とアンティーク〜霧島堂古美術店〜 浅田京麻
>明治維新後、神仏分離令を発端としてはじまった〈廃仏毀釈〉。たくさんの寺が破壊され、仏像が焼き払われた。それから20年以上がたち、ミハルと結子が出会ったのは…!?
主人公たちが山奥に出かけて古い仏像を探すお話。カラー表紙ということで雑誌の扱いは良く、人気は上々のようです。少女漫画なのにガチに歴史考証をしている辺り、河村恵利先生の作品を連想します。そういう路線に進むのかな。
となりのロボット 西UKO
今日はロボット娘ヒロちゃんは「囲碁の対局」で性能テストする日です。ところが会場に行くときにチカちゃんらしい姿を見かけてしまい、それが気になって囲碁どころではありません…
ぐぁぁ、悶絶ストーリー。ショート漫画なのが惜しい。これ普通のページ数で連載して欲しい。百合好きなら是非ともお勧めの一作です。
突撃!! アニメ調査官 三枝陽子
新連載。いつも人手不足のアニメ業界。あるアニメスタジオに妙に派手な格好をした女性が訪ねてきて「制作」の求人に応募したいと言います。
「むしパパ ―ある昆虫学者の日常―」の作者さんの新連載。テーマはなんとアニメ制作業界物…、なんというマイナーなところに球を投げてくるんだろう。あまつさえ少女漫画誌で。しかし「むしパパ」の面白さから考えて期待してよいのではないかと。
寄せる潮先 山本美絵子
多分19世紀くらい? ヒロインさんは貴族の令嬢ですが、嫌な結婚から逃げるため、親戚の家で男装して暮らしています。ある日その家のハンサム息子が帰ってきて、色々有って好きになっちゃうのですが、「男」ということになっているので告白できません。
新人さんの作品のようですが…、いやー、すごい。テーマも話の進め方もなんというか「昭和」? 2013年にここまでクラシカルな話をどうどうと叩きつけてくるのは凄い。でも嫌いじゃないです。
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今は読者プレゼントをきちんと送っているのかなぁ…