【デジタルゲーム】「懐かしパーフェクトガイドVol.8 平成ゲームメモリアル・ゲームハード戦争」:ホラーゲームの記事が中々読み応えあり

懐かしパーフェクトガイドVol.8 平成ゲームメモリアル・ゲームハード戦争

懐かしパーフェクトガイドVol.8 平成ゲームメモリアル・ゲームハード戦争 雑誌 2019/7/11
https://www.amazon.co.jp/dp/B07SWKC8FT
出版社: ダイアプレス (2019/7/11)
発売日: 2019/7/11

 
 タイトル通り、レトロゲームの記事を扱うムック(季刊)の最新号が中々面白かったのであります。



高橋名人が語る! 【平成元年のゲーム業界】

 巻頭は高橋名人インタビュー。タイトル通り、平成元年(1989年)頃の業界話を一杯と、近く発売されるPCエンジンミニに対する要望、など、ファミコン世代の人間なら見逃せない内容。


●平成元年&平成時代のメモリアルゲーム

 メイン特集。平成元年(1989年)に発売されたゲームをメインに一杯取り上げた後、さらにそれ以降平成2年から31年までは一年枚に一作を紹介。


●暑い夏を涼しくする 最恐ホラーゲーム特集

 この号で一番面白かった特集。一番初めに取り上げているのが「怨霊戦記」(スタジオWING)で、いきなり「これはっ……?!」と身構えさせられましたが、そのあともなかなかいい感じ。

 90年代末に話題となったやるドラシリーズの一作「ダブルキャスト」が、恋愛物みたいにみせかけて、実はサイコサスペンスだったとかいうところもじっくり紹介。また「かまいたちの夜」「学校であった怖い話」「トワイライトシンドローム」etcといった王道系の作品ももちろんフォロー。

 また無視されがちな18禁ゲームの中のホラー物にも目を向けており、「狂った果実」「雫」といったわりとまとも?なところから、「さよならを教えて」「ジサツのための101の方法」といった伝説の電波ゲームまで抑えているので、これはなかなかやってくれるなぁと感心させられました。

 ただ「ホラー」の概念があいまいで、なんと「遺作」とか「「月姫」までラインナップに入っているのはどうなんでしょうか? 暗い雰囲気のゲームとホラーは違う物だと思うんですが……?
 
 
ダブルキャスト
サウンドノベルエボリューション2 かまいたちの夜 PlayStation the Best