【映画】感想:映画「史上最大の作戦」(1962年:日本アメリカ)


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NHK BSシネマ http://www.nhk.or.jp/bscinema/
放送 NHK BSプレミアム。2020年8月12日(水)

【※以下ネタバレ】
 

第2次世界大戦の歴史的な戦いとなったノルマンディー上陸作戦を、ジョン・ウェインはじめ国際的なスターが共演、ドキュメンタリー・タッチで描いた戦争映画の超大作。


1944年6月、第2次世界大戦の歴史的な戦いとなったノルマンディー上陸作戦をドキュメンタリー・タッチで映画化した壮大なスケールの戦争映画。ジョン・ウェインリチャード・バートンクルト・ユルゲンスなど国際的なスターが共演、連合軍・ドイツ軍・フランスのレジスタンスと、さまざまな視点からのエピソードや、迫力の戦闘場面、人間ドラマを重層的に描き、大ヒットとなった。アカデミー撮影賞、特殊効果賞を受賞。

 

あらすじ

 1944年6月上旬。第二次世界大戦中。連合軍はフランスへ上陸する一大反攻作戦を準備していたが、天候が思わしくなく、作戦の決行は何日も延期を繰り返していた。ドイツ軍も連合軍のフランス上陸に備え、海岸に鉄壁の守りを敷き、またBBC放送が流す暗号メッセージから上陸作戦が間近であることを推測していた。

 6月5日夜。連合軍首脳は翌日6日の天候が回復する見込みだと知り、ついに作戦を発動した。6日深夜、パラシュート部隊がフランス後方に落下し要所の確保を開始し、さらに早朝から大艦隊がノルマンディー海岸に接近し兵士たちが上陸を開始した。

 ドイツ軍は猛烈な反撃を開始するものの、連合軍側は多数の犠牲を出しつつもその守りを突破し、夕方までには海岸に陣地を確保するのだった。


感想

 評価は○。

 まさに「これこそ戦争映画」と言うべき超王道作品。2時間58分の超大作ですが、視聴していると、あっという間に時間が飛び去ってしまう超面白映画でした。

 1962年の作品で、既にカラーフィルムの時代なのに、「戦場の映像」の風味を出すためか、あえてモノクロで撮影しているのが、これはこれで良し。


 特定の主人公はおらず、時間の流れに沿って、連合軍とドイツ軍それぞれの前線の兵士と司令官たち、さらにフランスの一般人やレジスタンスたち、と、様々な人々に次から次へと視点を切り替え、一番長い一日(THE LONGEST DAY)の出来事を描写していくという内容ですが、これが本当にテンポが良くて一瞬たりとも目を離せませんでした。

 とにかく随所に金がかかっていると実感させる場面の連発で、例えば、戦場で描写で廃墟となった街で戦闘が行われる場面では、ずっとカメラが上空に引いていくとはるか向こうまで瓦礫となった建物とかが広がっているとか、レジスタンスが線路を爆破するシーンでは本当に本物の蒸気機関車を転倒させているとか、もう、さすがアメリカハリウッド、とうならされる豪華ぶりでした。

 一応オールスター映画なのですが、前述のとおり次々と場面が切り替わっていって主役と言える人物がいないので、誰もが脇役的な出番しかない、というのがある意味贅沢な作りと言えましょうか。一応一番目立っていたのは激戦地で指揮を執っていたロバート・ミッチャムで、ジョン・ウェインはそれなりに出番はありましたが戦闘シーンは無し、ヘンリー・フォンダに至っては後方で会話するシーンがあっただけ、くらいとか。本当に贅沢。


 ちなみに、この映画は監督が四人もいて、いくら超大作でもそれは多すぎでは、と思ったのですが、最後のスタッフロールを見ると、

エルモ・ウィリアムズ … アシスタントプロデューサー&戦闘シーン担当監督
ケン・アナキンアメリカ軍エピソード担当監督
アンドリュー・マートン … イギリス軍エピソード担当監督
ベルンハルト・ヴィッキ … ドイツ軍エピソード担当監督

という割り振りだったようです。字幕版を見ていたのでわかりましたが、ドイツ軍の人間はちゃんとドイツ語を喋っていたので、確かに別々に監督がいるのはそれはそれで納得。


 まあ、ラストに突然明るい曲と共に「ロンゲストデ~」とコーラスが流れ始めて「え?これで終わり?」とあっけにとられたのは認めますが、後から考えると直前に「もう夕方です」とかいう台詞があり、「最も長い一日」は終わったから映画も終わったわけでありますね。ジョン・ウェインの指揮する部隊がいったいどうなったのかめっちゃ気になるけど、それは別の日にまたがるエピソードだったのでしょう……
 
 
 と、ラストは拍子抜けでしたが、全体的に見れば面白映画でした。戦争映画の一大傑作でありましたね。
 
 

史上最大の作戦
[BSプレミアム] 2020年8月12日(水) 午後1:00~午後3:59(179分)



【製作】
ダリル・F・ザナック
【監督】
ケン・アナキン、ベルンハルト・ヴィッキ、アンドリュー・マートン、エルモ・ウィリアムズ
【原作・脚本】
コーネリアス・ライアン
【脚本】
ロマン・ギャリージェームズ・ジョーンズ、デビッド・パーサル、ジャック・セドン
【撮影】
ジャン・ブールゴワン、ウォルター・ウォッティズ
【音楽】
モーリス・ジャールポール・アンカ
【出演】
ジョン・ウェインヘンリー・フォンダロバート・ミッチャム、リチャード・ベイマー、リチャード・バートンジャン・ルイ・バロークルト・ユルゲンス、クリスチャン・マルカン、ショーン・コネリー ほか



製作国:
アメリ
製作年:
1962
原題:
THE LONGEST DAY
備考:
英語/字幕スーパー/白黒/レターボックス・サイズ

 
 

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原作本
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