劇場版 銀河鉄道999 https://www.twellv.co.jp/program/anime/sunday-animation/archive-sunday-animation/sunday-animation-001/
放送 BS12。2022年4月3日(日)
【※以下ネタバレ】
「銀河鉄道999」劇場用長編第一作!
SFアニメブームを巻き起こしたアニメーション大作!
富めるものは機械の体を手に入れる時代、機械伯爵に母を殺された少年・鉄郎が機械の体をくれるという星を目指す冒険の旅を描く。企画・原作・構成を松本零士、監督をりん・たろう、そして作画監督を小松原一男が手がけた名作。
少年・星野鉄郎は、機械の身体をタダでくれる星へ向かう銀河鉄道999号で謎の美女メーテルとともに旅に出る…。
あらすじ
遥か未来。富を持つものは、体を機械に置き換え永遠に生きられるようになっていた。
星野鉄郎は、銀河鉄道の駅で「999号」の乗車パスを盗もうとして警察に追われるものの、謎の美女メーテルに匿われる。鉄郎は、かつて母一人子一人で暮らしていたころ、機械人間・機械伯爵の人間狩りで母を殺されており、機械の体となって機械伯爵に復讐することを決意していた。そのため鉄郎は機械の体をタダでくれるという星に行くため、999号に乗りたがっていた。メーテルは、自分の旅に同行するという条件で鉄郎に999号のパスを渡す。
999号の最初の停車駅・土星の衛星タイタンで、メーテルは山賊に誘拐されてしまう。鉄郎は住民の老婦人から彼女の息子が残していった帽子と銃を借り、メーテル救出のため山賊の元に乗り込んだ。実は山賊アンタレスは、機械伯爵に親を殺された孤児たちを育てている義賊で、鉄郎と意気投合する。アンタレスは、機械伯爵の居城「時間城」の場所は、宇宙海賊エメラルダスしか知らないと教える。老婦人は鉄郎に銃と帽子を贈った。
次の停車駅・冥王星は、機械人間となった者たちが、生身の肉体を氷の下に保存している墓地があった。鉄郎はメーテルが墓地で誰かの遺体を見つめているシーンを目撃する。
宇宙を旅する999の前に、宇宙海賊エメラルダスの艦・クイーンエメラルダス号が通りかかった。鉄郎はエメラルダスの注意を引くため船を銃撃し、それに気が付いたエメラルダスは999号に乗り込んできた。エメラルダスはメーテルと旧知の仲で、鉄郎に機械伯爵は「トレーダー分岐点」に現れることを教える。鉄郎の銃と帽子の元の持ち主は、エメラルダスが行方を捜している人物だった。
999号はトレーダー分岐点の有る惑星ヘビーメルダーに到着した。鉄郎はこの星で、自分の銃と帽子の元の持ち主・大山トチローに出合う。トチローは機械人間を憎んでいたが、宇宙病で余命いくばくもなかった。トチローは鉄郎に時間城の出現場所を教え、鉄郎にある機械を操作するように頼む。鉄郎が機械を操作するとトチローの体は光に包まれ、直後トチローは死んだ。
鉄郎はトチローを埋葬するが、直後機械伯爵の手下に襲撃される。しかし鉄郎の前にトチローの友人である宇宙海賊キャプテン・ハーロックが現れ、トチローを埋葬してくれた礼だといって鉄郎を助ける。鉄郎は時間城に乗り込み、そこにアンタレスたちが合流し、アンタレスは死ぬものの、鉄郎はついに母の仇・機械伯爵を倒した。
鉄郎の旅の目的は果たされたものの、鉄郎は戦いを経て、人は限りある命で精一杯生きるべきという考えるようになり、機械の体をタダで提供するという星を潰そうと決意していた。
999号はついに終着駅に到着するが、その星の名前は「機械化母星メーテル」だった。鉄郎は惑星の名前に驚愕するが、すぐに機械人間たちに捕えられる。この惑星は、ただで機械の体を与えてくれる楽園ではなく、やって来た人間を機械部品に改造して惑星の一部してしまう恐るべき世界だった。そして、メーテルの旅の目的は、優れた資質を持つ人間を連れてきて、この星の機械部品にすることだった。
鉄郎は騙されたと知ってメーテルを非難するが、鉄郎がネジに改造されそうになったところにメーテルが駆け付ける。メーテルはこの星の女王プロメシュームの一人娘だったが、実は密かに母親の悪行を阻止するために活動していた。メーテルが持っていたネックレスには彼女の父親ドクターバンの魂が宿っており、メーテルは父親と協力して、志ある人々に機械部品になってもらい、この惑星メーテルを崩壊させる計画を進めていた。
鉄郎がドクターバンの言葉に従い、ネックレスを惑星の中心に投げ込んだことで惑星メーテルは崩壊を開始した。また鉄郎を救うためキャプテン・ハーロックのアルアディア号が惑星メーテルに攻撃を開始した。エメラルダスは、トチローが鉄郎の助力で精神をアルカディア号に転送し生き続けていることを知り、エメラルダスも鉄郎を助けるため惑星メーテル攻撃に参加した。戦いの中、鉄郎とメーテルは999号にたどり着き、崩壊する惑星メーテルから脱出した。999号にはプロメシュームが忍び込んでおり鉄郎を殺そうとするものの、ウェイトレスのクレアが鉄郎を助けるため、プロメシュームと共に自爆した。
鉄郎とメーテルは999号で地球に帰還した。メーテルの今の体は鉄郎の母親をモデルにしたもので、メーテルは体が老いるたびに別の体に次々と乗り換えていた。メーテルは冥王星の氷の下にある本当の体に戻ると告げ、もう鉄郎と次に会っても自分とは分からないだろうと言う。そしてメーテルは999号に乗って鉄郎の元から去っていった。<完>
感想
評価は○(今見直しても面白かったよ( ´∀`)b)。
1960~70年代生まれのアニメ好きに絶大な影響を与えたアニメ。十数年ぶりに再視聴しましたが、やっぱり良かったよヽ(´▽`)ノ
もう40年以上前の作品ということで、「心の中で秀作扱いしているけど、見直してみたら、その幻想が打ち砕かれるのでは……」とか心配しつつ視聴したら、全然そんなことはありませんでした。
絵の方は、さすがに21世紀アニメの絵と比較するのは厳しいものの、劇場用だけに(昭和テレビアニメにありがちな)目に余る作画崩れなどはなく、概ね行けるレベルでした。
またストーリーの方も「総集編」と呼んでよい展開で、さすがに999の知識がゼロのまま視聴するのはつらいですが、概ねの内容を知っていれば「ほう、こんな風にまとめましたか」と納得できる内容。停車地での一つ一つのイベントは駆け足ではあるものの、特に物足りなさは無し。
そして、メチャクチャ刺さって来るラストの鉄郎とメーテルの別れのシーン。そういう風に作っているのだから当たり前なのですが、もうあの一連のシーン見てメーテルにやられない人間なんてあり得ない。別に松本零士漫画好きでは無くても、これ見たらメーテルは特別な存在になっちゃいますよね。
そして最後に流れるゴダイゴのあのテーマ曲。当時映画を見たことは無くても、この歌をカラオケしないアニメ好きはいなかったという超絶名曲ですが、歌詞がまた最高。「あの人はもう思い出」とか「別れも愛の一つ」とか、映画の内容とマッチしすぎて最高過ぎる。
ということで、久々に見直しましたが、やっぱ良い映画でしたよ( ´∀`)b
https://www.twellv.co.jp/program/anime/sunday-animation/archive-sunday-animation/sunday-animation-001/
2022年4月3日 劇場版 銀河鉄道999
【ストーリー】
身体を機械に変えることで人間が永遠の命を手にした未来。少年・星野鉄郎は、機械の身体をタダでくれる星へ向かう銀河鉄道999号に憧れていた。母を機械伯爵に殺された鉄郎は、アンドロメダに行って永遠の命をもらい機械伯爵への復讐を果たすと誓う。999号のパスを手に入れた鉄郎は謎の美女メーテルとともに地球を出発するが、最初の停車駅でメーテルが胸を撃たれ山賊に連れ去られてしまう。だが、山賊の首領アンタレスは、鉄郎が機械伯爵を討とうとしていることを知るとメーテルを返してくれた。鉄郎はアンタレスから、女海賊エメラルダスが機械伯爵の住む時間城の場所を知っていると聞き、再びメーテルと共に999号で旅に出る…。
【出演者】
星野鉄郎:野沢雅子(のざわまさこ)
メーテル:池田昌子(いけだまさこ)
クレア:麻上洋子(あさがみようこ)
車掌:肝付兼太(きもつきかねた)
キャプテン・ハーロック:井上真樹夫(いのうえまきお)
クイーン・エメラルダス:田島令子(たじまれいこ)
【スタッフ】
原作:松本零士(まつもと れいじ)
監督:りん・たろう(りん たろう)
脚本:石森史郎(いしもり ふみお)
音楽:青木望(あおき のぞみ)
撮影:福井政利(ふくい まさとし)