【ウォーゲーム】「日本卓上ウォーゲーム略史」が読み応えある

シミュレーションゲームマガジン タクテクス TACTICS No.20 '85 天翔ける駒たち-空戦ゲーム-

卓上ウォーゲーム/日本卓上ウォーゲーム略史 - legal alien wiki
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プロの軍人による兵棋演習とは異なる「民間人のホビーとしての卓上ウォーゲーム」は、「19世紀にヨーロッパで誕生したミニチュアウォーゲーム」と「1950年代にアメリカで誕生したボードウォーゲーム」の二種類に大別される。


どちらも1960年代まではもっぱら欧米だけでプレイされていたが、1970年代にイギリスの模型メーカー、エアフィックスが模型雑誌「Airfix Magazine」でミニチュアウォーゲーム関連の記事を掲載したことをきっかけに、欧米以外にも広まっていった。


日本国内に限定しても、その歴史は既に半世紀を超えているが、その歩みは決して平坦なものではなかった。その長く曲がりくねった道を10年単位でまとめてみた。

 
 1970年代のミニチュアウォーゲームの話から始まって、今年のタクテクス復活まで、日本のウォーゲームに関する歴史を総ざらえ。読んでみて「おかしい!」とか思うところも無く納得できる内容。これは良い。
 

日本の古参ウォーゲーマーはしばしば、自らを「絶滅危惧種」と呼んでいるが、ただ単に卓上ウォーゲームの魅力を(特に若い世代に向けて)発信するのが下手糞なだけに過ぎない。現に、中華人民共和国の卓上ウォーゲーマーは30歳以下が圧倒的に多く、ビリビリ動画にはレビューやリプレイが毎日何本も上げられている。日本のマーケットだって、まだまだ開拓の余地はある筈だ。

 
 どうやって人気を獲得しているのかその手法を知りたい……
 

もっとゴシップと皮肉てんこもりの内容にもできたが、日本語コンテンツで同種の通史が他に無い状態なので、今回はあえて無難で穏当な内容にまとめた。あの騒動とかあの騒動とかあの騒動とかが書かれてないじゃないか、というツッコミは受け付けない。

 
 ん? タイガーI論争くらいしか知らないけど、業界にはもっと目を覆うようなスキャンダルがいくつもあるのかしら……?
 
 
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