「クソゲーオブザイヤー」は、なぜ休止することになったのか?“KOTYベテラン観測者”2人が分析する、一時代が終わる理由 - AUTOMATON
By Junichi Matsui -2023-04-15 11:29
https://automaton-media.com/articles/interviewsjp/20230414-244127/
「クソゲーオブザイヤー据置版は2022年は大賞なし、さらに2023年は活動休止となる」。そんな知らせがもたらされたのは2023年4月のことだった。クソゲーオブザイヤー据置版(以下、KOTY)といえば、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)の同名スレッドを中心に、その年でいちばんクソだったゲームを決める企画だ。あくまでアンダーグラウンドな企画ながら、ニコニコ動画に投稿された紹介動画は多いもので430万再生以上、Wikiの総閲覧者数も約500万と、人気を博していた。
そんな企画が、休止という形とはいえひとつの終わりを迎える。とはいえ、結局なぜ終わるのか。なぜ終わる流れになったのかという疑問は残されている。終わる理由について、それぞれの見方があり、正解はないだろう。とはいえ、より詳しい人の見解は聞いてみたいところではある。
ということで、KOTYと因縁深い人物、ブロガーの双葉ラー油氏と作家の赤野工作氏の2名を招き話を聞いた。
ということでKOTYこと
↓
クソゲーオブザイヤー据置Wiki
https://koty.wiki/
が遂に終わるという事で、その原因を分析した記事。
まあ回りくどい事言わずにズバッと書いてまして、
ラー油氏:
一言で言うと単純に参加する人が少なくなって、最終的に人がいなくなっただけだと思うんです。ただ、そこに至るまでにいろんな要因があると思っていて。5ちゃんねる自体がもう下火になっているとか、クソゲーの話がしたいならTwitterとかYouTubeでいいとか、あとKOTYそのものがちょっと有名になりすぎて、スレが荒れやすくなって住人が疲弊していったというのもあります。
赤野氏:
休止直前のKOTYは、過疎の村の奇祭だったんですよ。若者が出て行って、老人だけで何とかやってたけど、徐々に祭りができなくなっていった。それでもたまに、遊んで選評もってくる人はいましたけど、そんなに多くはない。住民自体にそれを積極的に受け入れるぞという雰囲気があったのかといえば、これももちろんない。そもそも有志が無償で楽しんでただけの奇祭に、新参者を受け入れやすくとか、もっと盛り上がるようすべきとか、そんなホスピタリティ求める方がおかしいですから。衰退は必然だと思うんです。
ですってよ。ふーん、まあスレの方を追っていたわけではなく、上記のまとめwikiを年一で見ていただけの人間ですが、昔は
・「こんな有名なな会社の/有名なスタッフの、作品がクソだった!」
という事で読んでいて楽しかったのですが、最近5年くらいは
・「聞いたこともない無名な会社の小さなダウンロードゲーム数作が選考候補で、そのうちの聞いたこともないゲームが大賞」
では盛り上がりようもなかったというか。もう読む意味を感じていなかったから、終わりが来ても全然寂しさとか無いですね。まあ時代の流れという事で。