【ボードゲーム】なつかしの「ボコスカウォーズ」がボードゲームとして大復活!?『ボコスカチェス』【アナログ&デジタル】

PC8801mkⅡSR等 「ボコスカウォーズ」カセット版極レア 動作確認品
PC8801mkⅡSR等 「ボコスカウォーズ」カセット版
 

2023/07/16 14:23
[プレイレポ]「ボコスカウォーズ」がチェスに。アプリの活用と運の揺らぎを表現したルールが特徴のボードゲーム
https://www.4gamer.net/games/461/G046198/20230716004/

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本日(2023年7月16日)最終日となるインディーゲームイベント「BitSummit Let's Go!!」。京都府みやこめっせの会場に構えられたピグミースタジオブースには「ボコスカチェス」が出展されており,“羅匠名人”ことラショウ氏と対局することができた。ボードゲームでありつつもアプリも併用し,運も味方に付けなければならない不思議なボコスカチェス。

 

 そんなピグミースタジオが「BitSummit Let's Go!!」に持ってきたのは「ボコスカウォーズ」をモチーフにしたボードゲーム「ボコスカチェス」だ。「ボコスカウォーズ」のボードゲーム化と聞くと,ウォーシミュレーション的なものを想像してしまうがさにあらず。名に“チェス”とある通り,チェスに「ボコスカウォーズ」らしさを加え,ボードとアプリが連携した独特のゲームになっている。

 
 という事で、シミュレーションRPGの始祖とも言われることもあるボコスカウォーズがなんと現代にボードゲームとして復活しました。しかもシミュレーションではなく、チェス風味のボードゲームという今風(?)の味付けとなっております。ほほう? 何とも懐かしい懐かしい名前にちょっと昭和に思いをはせてしまいましたよ(おっさん発言)
 
 

おまけ:「ボコスカチェス」内容紹介(※超長い引用)

 「ボコスカチェス」は,2人の対局者がそれぞれスレン王国軍(青)とバサム帝国軍(赤)を担当。「王」「騎士」「重騎士」「兵卒」といったコマを動かし,“相手の王を倒す”か“相手のコマを8個倒す”と勝ちだ。基本的なゲームの進め方はチェスと同じで,対局者がそれぞれ順番にコマを動かしていく。


 チェスと異なるのは,陣地には敵の騎士と兵卒を捕らえた「牢屋」が,フィールドには障害物である「木」や「岩」が存在する点だ。牢屋は騎士か重騎士なら開けられ,進路上の木は王が取り除けるのは原作と同様。敵陣の牢屋を破って味方を助け出したり,王を使って進軍ルートを切り拓いたりといった「ボコスカウォーズ」っぽい展開も楽しめる。


 相手コマのいるマスに対し,自分のコマを攻め込ませると戦闘が勃発する。チェスなら攻め込んだ側が一方的に勝利となる。しかし,本作ではコマの種類ごとに戦力が異なるため,運次第では攻め込んだ側が負けたり,引き分けたりする,チェスでは起こり得ない揺らぎが発生するのが特徴だ。


 戦闘の際は,敵味方がお互いに6面体ダイスを振り,出目合計の大きい方が勝利となる。ダイスは出目の配置が異なる「大」「中」「中小」「小」が存在する。1~6の数字が書かれているわけではなく,「自軍マーク(+1点)」「敵軍マーク(-1点)」「空白(±0点)」の3種類の目があり,ダイスの種類によって目の構成が異なっている。


 例えば大ダイスは,自軍マーク5つ+空白1つで有利になる確率が高いが,小ダイスの構成が自軍マーク2つ+敵軍マーク3つ+空白1つで,運が悪いと不利になりかねない。そして王は4種のダイスを1個ずつ振れ,兵卒は小ダイス1つしか振れない。言い換えれば“ダイスの質と数の違いにより,コマごとの戦闘力が表現されている”わけだ。


 そして,近くに自分より強い味方のコマがいれば,助力してもらえる。味方が持つ最も良質なダイスを1つだけ借り,自分のダイスと取り替えて振れるのだ。助力は味方コマが移動できる範囲ならどこでも可能。将棋の「飛車」のように縦横どこまでも動ける重騎士なら,軸が合っているマス全てが助力可能範囲となる。重騎士本人の戦力が高いうえ,助力でにらみも利かせられるわけで,自分で攻め込むべきか,温存して助力に活用するかという本作独特の駆け引きが生まれる。


 助力を駆使すれば守る側が有利なようだが,攻め込む側は2つの面に+1の目がある「攻撃サイ」を加えられるので,バランスは取れている。


 ダイスの数や種類について,プレイヤーはとくに気にする必要はない。タブレットにはサポートアプリが入っており,敵味方のコマと助力の数だけ指定すれば,あとはアプリ側で適切な数のダイスを用意してくれる。プレイヤーは,念を込めつつタップしてダイスを振ることだけを考えていればいいわけだ。


 戦術オンリーで勝敗が決まるチェスと違い,本作はダイス運の影響も少なくないため,負けても「ダイス運さえ良ければ勝てたんだ!」と感情の持っていき場があり,気楽に再戦を挑めるのだ。

 
 
ボコスカウォーズ 【BOKOSUKAWARS】
ボコスカウォーズ 【BOKOSUKAWARS】