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「デスノート」「バクマン。」作者コンビの新作「プラチナエンド」1話を読んでみた……、これって●●●●じゃね?

コミック


 過去に「デスノート」「バクマン。」と大ヒットを漫画を送り出してきた、「大場つぐみ×小畑健」が三度コンビを組んで生み出した新作「プラチナエンド」。漫画好き待望の新連載が「ジャンプSQ.(スクウェア) 2015年12月号」(2015年11月4日発売)でスタートしたので、早速レビューです。



関連サイト→ ジャンプSQ. 公式サイト


【以下ネタバレ】

あらすじ

 主人公の男子中学生がビルから飛び降りて自殺するシーンからスタート。主人公は自動車事故で家族全てを亡くし、叔父の家に引き取られたものの、叔父夫婦+その子供から虐待され、夢も希望も無い生活を送っており、ついに思い余って自殺を図ったのだった。ところがビルから落下中に天使が現われ、主人公を助ける。


 天使は主人公に、「天使の翼」か「無条件で女性が自分を好きになる力」のどちらかを与えるという。主人公はもう生きる気力が無いので、なげやりに「どちらかといわず両方よこせ」と言うと、天使はあっさり承諾する。しかも主人公は天使から、主人公の家族を殺したのは叔父夫婦だと聞かされる。


 主人公は家に飛んで帰り、叔母に自分を愛させる力を使うと、叔母はあっさり犯行を自白する。主人公の祖父がそれなりの財産をもっていたので、全てを手に入れるため、主人公一家を消して財産を独り占めするため自動車事故に見せかけて殺したのだという。主人公は憤怒のあまり、つい叔母を自殺させてしまう。そこに叔父が帰ってくるが妻が死んでいるのでビビる。


 一方天界では、神様が「もう仕事に疲れたので、別の人間にバトンタッチしたい」と言い出し、部下の天使たち13人に、神候補を連れて来るように命じる。天使たちは自分の選んだ人間が神になれば、以後の暮らしは完全保障される。それを聞いた天使たちは、自分こそ神に選ばれる人間を連れて来ると色めき立つ。続く。



感想

 スタートは「デスノート」を髣髴とさせる展開。普通の人間の前に超自然的な存在が現われ、いきなり超越的な力を与える、というストーリーはほぼそのままと言える。ただしデスノートでは力を与えるのが「死神」だったが、プラチナエンドでは「天使」となっている。この違いは、作者が意図的に「デスノート」の裏返しにしているという気がする。


 画力はさすがの小畑健。やはり「学糾法廷」の様な明るい小学生探偵物より、こういう耽美/シリアス系のストーリーの方が絵が映える。


 しかし……、「全知全能の神が任期を終えるので、その後継者たちを人間から選ぶことにする」という展開は数年前にどこかで読んだような……、と言うか、ズバリ「未来日記」(えすのサカエ)そのまんまである。この先、当然天使たちがそれぞれ自分のための神候補を擁立し、神候補同士が超常の能力で互いに潰しあう、という展開になるのは必至だが、「未来日記」との差は出せるのだろうか。まあ「天使からもらった能力」と「未来日記の能力」は自ずからまったく別のものとなろうが、それでもテイストが似てしまうのは避けられないのではなかろうか。それとも「デスノート」同様に、そんな先の読める展開などにはしないのだろうか。


 いずれにせよ、非常に楽しみな連載が始まったと言える。