【映画】感想:映画「デイ・アフター 首都水没」(2007年:イギリス)

デイ・アフター 首都水没 完全版 [DVD]

急速に進行する温暖化、海面上昇─
800万都市を襲う、今ここにある危機


晴れ渡った秋の日、ロンドンの街並みはいつもと同じように美しく平穏だった。しかしその頃スコットランド地方はハリケーン並みの暴風雨に襲われていた。エンジニアのロブ(ロバート・カーライル)はテムズ河口に設けられた巨大堤防・テムズバリアの点検のため、別れた妻のサム(ジェサリン・ギルシグ)に呼び出される。同じ頃、ロブと疎遠になっている父親で天才科学者であるレナード(トム・コートネイ)は以前から指摘しているバリアの欠陥から、暴風雨による高波がロンドン市街を襲う危険性を気象庁に指摘したが取り合ってもらえなかった。
ロブは父とのわだかまりを持ちながらもスコットランドの惨状を知り、警告が現実になることをする。 そしてロブ、サム、レナードは副首相(デビッド・スーシェ)や緊急対策委員会“コブラ”のメンバーと共にロンドンを襲う危機に立ち向かう!

 

あらすじ

 太西洋で発生した嵐がイギリスに接近した。政府は嵐の勢力を読み間違い、嵐は強大な威力を保ったままロンドンに接近、ロンドンは大洪水に飲み込まれる。


感想

 (5点満点の)4点。


 「災害パニック物」で、タイトルが同テーマの「デイ・アフター・トゥモロー」をパクッた様な邦題、という事で、殆ど何も期待していなかったのですが、これが意外にもなかなか面白かったのでした。

 この手の映画は、えてして「序盤の、災害が始まる前の主人公たちの日常生活」から入るのでその辺りがうっとうしいものですが、この映画はいきなり大嵐が接近中!!というところから始まるので、うざったい人間関係描写は適当に済ませており、その辺りに悩まされずに済みました。また主人公を余りクローズアップせず、複数のキャラの視点でテンポ良く話を進めるのもマルでした。

 しかし、ラスト30分くらいになると、いきなりハリウッド的に「主要キャラのスーパーヒーロー的活躍」に頼ってしまう展開になったため、そこで興ざめしてしまいましたが、全体的に見てまあまあ面白かったと思います。

 あと、ポワロ役で有名なデビット・スーシェ氏が懐かしゅうございました。

嵐、高潮、堤防決壊がロンドンを襲う!
ド迫力洪水パニック!!


【キャスト】
ロバート・カーライル(声:てらそま まさき)
ジェサリン・ギルシグ(声:宮島 依里)
トム・コートネイ(声:大塚 周夫)
デビッド・スーシェ(声:壌 晴彦)
ジョアンヌ・ウォーリー(声:一柳 みる)