感想:アニメ「劇場版 空の境界」第5章「矛盾螺旋」(2008年)


 アニメ「劇場版 空の境界」の感想です。

■公式サイト
http://www.karanokyoukai.com/

 CS放送(スカパー)のPPVでの視聴です。

第5章「矛盾螺旋


■あらすじ

 1998年11月。式は街でチンピラに殺されかけていた若者「臙条巴」(えんじょう・ともえ)(声:柿原徹也)を部屋に住ませてやることにした。巴は、母が父を殺し、自分も殺そうとしたので、逆に母親を殺して逃亡中だった。しかし、街で死んだはずの母親を目撃し、真相を確かめるため式と共に自宅に戻る。自宅のあるビルは魔術が施されており、巴の両親は死んだ日の行動を延々と繰り返していた。式は黒幕の魔術師「荒耶宗蓮」(あらや・そうれん)(声:中田譲治)と戦うが敗北する。

 橙子と幹也は別のきっかけで問題のビルの調査を開始した。橙子と荒耶はかつての知人で、やはり橙子の知人の魔術師「コルネリウス・アルバ」(声:遊佐浩二)と組み、ビルに魔術的な仕掛けを施していた。荒耶は究極の目標「根源」に到達するため、式の直視の魔眼を利用しようとしていた。巴は既に死んでおり、式を誘い出すために荒耶に街に放たれただけだった。巴は真実を知り,そして荒耶に殺される。橙子は荒耶との戦いに敗北するが、死んだのは橙子が作った自分そっくりの人形だった。橙子はコルネリウスを虐殺し、一方荒耶は復活した式に倒される。ビルは解体され、事件は橙子の手で闇に葬られた。


■感想

 ほぼ2時間の映画で、今までとのボリュームの違いにビックリ。設定がやたらとダークで憂鬱になるようなシーンが多いのに、式のバトルは殆ど漫画(クルクル回りながら刃物で斬りつけたりして目が回りそう)というテンションの違いが面白いというかなんというか。

 それにしても同じシーンの繰り返しに、モンティ・パイソンの「デ・ジャ・ヴュ」のギャグを思い出した人は私だけでしょうか。


★備考:お話の並び

1995年4月〜
 第2章「殺人考察(前)」:式と幹也の出会い

1996年3月〜1998年
 第4章「伽藍の洞」:式目覚める

1998年7月
 第3章「痛覚残留」:幹也が高校時代の後輩探し

1998年9月
 第1章「俯瞰風景」:式が連続飛び降り自殺事件に介入

1998年11月
 第5章「矛盾螺旋」:荒耶宗蓮出現