感想:映画「ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記」(2007年:米)


 本日地上波放送した映画。


■概要

 宝捜し系の冒険活劇。「ナショナル・トレジャー」(2004年)の続編。


■あらすじ

 歴史学者&冒険家のベン・ゲイツの元に、ゲイツ家の祖先がリンカーン大統領暗殺の首謀者だったという証拠が持ち込まれる。ゲイツは祖先の名誉を回復するため、アメリカのどこかに隠されているという財宝を探し当てようとするが・・・


■感想

 超大雑把なアクション映画、というのが正直な気持ちですな。

 前作と同じく世界各地の観光名所(パリの自由の女神とか、ロンドンのバッキンガム宮殿とか、ホワイトハウスとか、ラシュモア山とか)で、それぞれドッタンバッタンとアクションをしていたら、何時の間にか財宝にたどり着いていました〜、というお気楽な内容。テーマパークの中のアトラクション風と言うか、次々と襲ってくる展開に対してわいわいと騒いでそれでおしまい、という感じで、言うに足るストーリーなんてありませんでした。まあ、頭を空っぽにして楽しめた、とはいえますが、あまりにもあんまりな内容・・・

 あと、見ていて「へっ?」と思ったのが悪党キャラの位置付け。財宝を狙ってベンたちを追いまわしているのかと思ったら、意外にも最後は「良いヤツ」的な立場になってしまい、「一体こいつはなんのつもりだったんだ・・・」とちょっと呆然としました。

 まあ、それなりに面白かったっちゃあ面白かったのですが、脚本があまりにも頭を使っていなさすぎ、というトホホ感の漂う映画でございました。