感想:映画「アンドロメダ・・・」(1971年:米)


 10/13(水)にNHK BS-hiで放送した映画。


■概要

 SFサスペンス。SF小説「アンドロメダ病原体」(作者:マイケル・クライトン)の映画化。監督ロバート・ワイズ。宇宙から飛来した未知の病原体との戦いを描く。


■あらすじ

 1971年2月。アメリカの軍事衛星がニューメキシコ州の田舎町に落下した。軍は衛星の回収に向かうが、町の住民の殆どが奇怪な死に方をしている事実を知る。軍は衛星と共に未知の病原体が地球に持ち込まれたと判断し、全米各地から研究者を緊急に招集するが・・・


■感想

 地味の一言に尽きる映画。衛星落下から事件解決までの僅か4日間の出来事をひたすら淡々と描きます。最初は「うおー、町が全滅している! いや生存者が!?」とかちょっと盛り上がるのですが、それ以降は地下研究施設での科学者たちの地味な研究シーンばかり。殺菌処理のシーンも手を抜かずに何十分もかけて描くので、途中で睡魔に襲われました。派手な細菌パニック物に馴れていると、このあまりの起伏の無さは辛いものがあります。まあ異色な映画ではありますね。

 終盤は無理やりとってつけたように盛り上げますが、最終的な結末はリアリティが有るというべきなのか、こんなオチ有りか?と憤るべきなのか、ちょっと迷います・・・

 まあ、面白さ云々より古典としてみておく一作というべきでしょうか。