感想:アニメ(OVA)「バカとテストと召喚獣〜祭〜」(2011年)上巻「僕とメイドと新たなる旅立ち」・下巻「バカと花火と召喚大会」


 アニメ(OVA)「バカとテストと召喚獣〜祭〜」(2011年)(全2話)の感想です。

OVAバカとテストと召喚獣 〜祭〜』
http://www.bakatest.com/ova/index.html

 CS放送・AT-Xでの視聴です。


■概要

 ライトノベルバカとテストと召喚獣」(原作:井上堅二)のOVA。2010年1月〜3月に放送されたTVアニメ第1期の続き。今年(2011年)放送予定のTVアニメ第2期へのつなぎ的な作品。


■キャスト
吉井明久:下野紘
姫路瑞希:原田ひとみ
島田美波:水橋かおり
坂本雄二:鈴木達央
木下秀吉:加藤英美里
土屋康太:宮田幸季
霧島翔子:磯村知美


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上巻 『1日目 僕とメイドと新たなる旅立ち』(発売日:2011年2月23日)


■あらすじ

 文月学園の学園祭「清涼祭」が近づき、2年Fクラスは「中華喫茶」を開く事になった。同じ頃、明久は瑞希が転校するかもしれないという話を聞きショックを受ける。どうも、瑞希の親が、今のしょぼい設備しかない環境を心配して、普通の学校に通わせたいと考えているらしい。担任の西村が学校と交渉し、中華喫茶の売上げで教室の設備を購入して良いことになったため、明久たちは稼ぐべくがんばることにした。

 学園祭1日目。喫茶は最初盛況だったが、チンピラ的な三年生二人「常夏コンビ」が騒ぎを起こし、二人を追い払ったものの、常夏コンビが喫茶の悪口を言いふらして回ったため、人が来なくなってしまう。雄二と(女装した)明久は二人を制裁し、やがて客足も戻る。1日目終了時、ムッツリーニ特製の写真集の売上げもあわせ、大金を稼ぐ事が出来たが、その大金を設備購入に使うには、2日目の「試験召喚大会」で優勝すること、という条件が付いていた。

 ちなみに喫茶のウェイトレス一番人気は、アキちゃん(明久)でしたとさ。


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下巻 『2日目 バカと花火と召喚大会』(発売日:2011年3月30日)


■あらすじ

 「試験召喚大会」とは、二人一組のチームによるトーナメント戦である。Fクラスは明久・雄二組と瑞希・美波組がエントリーし、秀吉・ムッツリーニは裏から支援する事になった。何故か大会のシステムは不調で、雄二は疑問を抱くが、とにかく明久・雄二組は、危ういコンビネーションながらも、裏工作やらを駆使して決勝まで勝ち進む。決勝の相手は常夏コンビで、大会でFクラスをボコボコにして昨日の恨みを晴らすつもりで、システムにも裏工作をしていた。しかし、明久・雄二組もムッツリーニの支援で工作しかえし、最終的に見事に優勝する。ところが、大会後のアクシデントで校舎を破壊してしまい、稼ぎの殆どは修理費に消えてしまった。

 しかし瑞希の父親は、「良い友達がいる」とか何とかの理由で転校話は取りやめにしてくれました。めでたしめでたし。


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■感想

 昨年のTVシリーズ以来の約一年ぶりのバカテスのアニメ。上巻は特に面白くもなかったのですが、下巻は笑い所多数で、

・明久と雄二がコンビネーションを売りにしながら全然息が合っていなかったり、

・対戦相手の翔子に手を抜いてもらうため、秀吉が雄二の声色で「オレが優勝したらオマエにプロポーズする!」とかアテレコしたり、

・ロリっ娘葉月が明久に「優勝したら一緒にお風呂に入ってあげる」とか応援したため、対戦相手の瑞希・美波組が激怒したり、

 とか、字で書くとイマイチ上手く通じませんが、細かく笑わせてくれました。

 絵のほうも原作イラストよりアニメの絵のほうが好みで、明久の女装姿とか萌え萌えだし、上下巻にしたことでお話の窮屈さも無かったし、なかなかの出来栄えでした。

 TVシリーズ第二期も楽しみです。