感想:アニメ「もしドラ もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら」第3話「みなみは人の強みを生かそうとした」


 アニメ「もしドラ もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら」(全10話)の感想です。

NHKアニメワールド もしドラ
http://www9.nhk.or.jp/anime/moshidora/

■原作の公式サイト
http://moshidora.jp/

 NHK総合での視聴です。

第3話 みなみは人の強みを生かそうとした


■あらすじ

 秋季大会の後、野球部員は練習に燃えていたが、試験休みが明けると、また元のさぼりムードに戻ってしまった。みなみは「マネジメント」を読み、部員がサボるのは、顧客(野球部員)が企業(野球部)に何かを求めているからと考える。みなみと夕紀は文乃に頼み、監督と共に新しい練習メニューを考えてもらい、文乃はチームを3班に分け、競争原理を取り入れることで、部員のやる気を引き出すことに成功した。


■感想

 第2話まで見て、「アニメは原作とはかなり違うものだ」という事を認識したら、かなり気楽に視聴出来るようになりました。昔から(ドラッカー本人が書いた)ビジネス本を読んでいただけに、原作「もしドラ」を読んだ時「なんじゃ、こりぁ(ショーケン調で)」とめっちゃ反感を覚えたのですが、似たような感覚をアニメ視聴でも引きずっていたようです。早い段階で上手く頭を切り替えられました。

 斜めに構えずに、肩の力を抜いて見てみれば、原作とは相当ノリが違うものの、「ドラッカーの教え」という所は一応伝わってきますから、これはこれでアリだと思えてきました。それと、アニメは原作とはみなみのキャラクターを相当変えていて、コメディ色強めにしていますが、それ、正解ですよね。何せ、原作通りなら、みなみちゃんは、「マネジメント」を初めて読んだとき、「真摯さ・・・、ウウウ、ドラッカー先生ってなんて素晴らしいの・・・」とかつぶやきながらポロポロ泣き出す変な女子高生ですから。原作本がイマイチ気に食わない理由は「そんな女子高校生、日本にいるわけ無いだろ!」という理由ですが、アニメ版のみなみちゃんの様なキャラなら素直に受け入れられます。やはりプロのする事はそれなりに理由が有るんですね。