感想:アニメ「ロボティクス・ノーツ」第19話「夢なんて、持たなければよかった」


 アニメ「ROBOTICS;NOTES(ロボティクス・ノーツ)」の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■TV ANIMATION ROBOTICS;NOTES【TVアニメーションロボティクス・ノーツ」】
http://roboticsnotes.tv/

■原作ゲームのサイト
http://roboticsnotes.jp/

第19話 『#19 夢なんて、持たなければよかった』


■あらすじ

 みさ希は澤田の銃撃をものともせずに逃走すると、エクゾスケルトン社の六本脚ロボット「SUMERAGI」で万博会場を破壊し、そのまま姿を消した。時を同じくして、世界各地では史上最大規模の太陽嵐が吹き荒れ、大破壊が起きていた。ところが澤田はそれらは特殊な電磁波で見せられた虚像・プロパガンダだという。実は会場で見たみさ希も映像に過ぎなかった。澤田は「三百人委員会」の「プロジェクト・アトゥム」に関係していたが、委員会の方針に反対の立場だった。ところが、何者かが委員会に影響を与えていると知り調査するうち、その人物が死んだはずの君島コウだと突き止めていた。

 一方、みさ希たちは種子島に二体目の「SUMERAGI」で上陸すると、JAXAのロケット打ち上げ基地の制圧を開始した。彼女たちの目的は、ロケットに「ブラックホール爆弾」を積み込んで大気圏外で爆発させ、地球に本物の混乱を引き起こすことだった。フラウの家にもみさ希の部下たちが乗り込んでくるが、何故か現われた綯がフラウを救った。

 海翔たちは種子島に戻る為、調布の飛行場にたどり着くが、そこに銃を持った愛理が表れ、海翔たちの前に立ちふさがる。さらにその横にはAR画像で君島コウが現われた。君島コウは、愛理を実験台にしてネットワークの世界でデータとして生きているという。



■感想

(以下、番組の内容について辛いことを書いておりますので、本アニメが好きな人はご注意ください)。

 ブッハハハハッー!! 19回引っ張ってきて真相はこれですか? 「ウソ映像で世界を混乱させ、さらにロケットを奪って爆弾を爆発させて世界を支配するのだぁ〜!」と来たもんだ。007映画でロジャー・ムーア主演時代の悪漢が実行する荒唐無稽計画のノリですなぁ。さらにさらに、君島コウが「ワハハハハ〜、私は肉体を捨ててコンピューターネットワークの世界で不死になったのだぁ〜」と来られると、あまりに手垢が付きすぎて、笑いを誘っているのかと思うくらいです。

 そして、あっけなく破壊されるガンつく2…、今までこの番組の主題は「巨大ロボット作り」だったわけですが、あっさりそれが何の意味も無かったことを見せ付けてくれました。んじゃあ、視聴者は意味の無い無駄なロボ作り話に延々4ヶ月つき合わされてきたわけか…、このアニメ、悪漢の陰謀と主人公たちがしてきたことがほとんど何もリンクしてない…、どういう構成なのか。

 これがあのシュタインズ・ゲートを作ったスタッフの作品(原作)なのか。クライマックスで大興奮したシュタゲとはあまりにも質が違いすぎて、事実が受け止めきれません。まさかのこんなしょーもない展開にもっていくとは。まあ、収束の方向は見えてきましたので、『このまま種子島で正義の一派が大暴れしてテロリストを取り押さえ、君島コウはフラウの力でネットワークから消されてしまう。で、ようやくあき穂の姉へのコンプレックスは解消してめでたしめでたし。』だと思いますが…、

 うーんん、これは2クール必要ありませんでしたよね? 昴と親父との対立や、淳和とドクの和解話とか、全部不要なのできり飛ばして、1〜7話で君島レポート集め、8〜11話で圧巻との対決、で十分だったじゃん。

 またしても「ノイタミナには(私にとっては)当たり無し」伝説を裏付けられてしまった。

 (多分)残り3回。